なかなか成績が伸びなくなったあなたへ:現役東大生が教えるスランプ脱出に効く、心と体のリセット法

受験 つらい
目次

はじめに

「前は集中できていたのに、最近どうもやる気が出ない…」
「勉強しているつもりだけど、内容が頭に入ってこない…」
「テストの点も下がってきて、自信もどんどんなくなっていく…」

誰にでも訪れる“スランプ”。特に勉強や仕事など、日々努力を続けている人ほど、ある日突然「うまくいかない期」に突入してしまうことがあります。
そして、厄介なのは「抜け出そう」とすればするほど焦りが強まり、ますます空回りしてしまうこと。

そんな時に大切なのは、「無理やり頑張る」のではなく、心と体をいったんリセットして整えること。

かくいう私も高校3年生の秋の時期に成績がなかなか伸びなくなってしまいました・・・。特に英語で単語を覚えたり読解のコツを学んだつもりで模試を受けていっても成績が全く伸びず、逆に以前より悪い判定が出てしまうなんてことがありました・・・。そのようなスランプに精神を追い詰められた経験がありますが、その後スランプから抜け出すことが出来ました!

この記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、スランプ状態に陥ったときに試したい具体的なリセット法を、心と体の両面から紹介していきます!


スランプとは何か?

スランプとは、簡単に言うと「普段できることができない」「集中力が続かない」「やる気が出ない」といった状態です。
しかし、この状態に陥った時、もっと具体的に感じるのは「自分は頑張っているのに、なぜか結果が出ない」「何をしても上手くいかない」といった感覚ではないでしょうか?

勉強や仕事、スポーツなど日々の努力が続いている中で、ある日突然パフォーマンスが低下していると感じるとき、それが「スランプ」です!

特に「集中できない」「やる気が出ない」「気分が落ち込む」といった心の不調が絡むため、単なる「体調不良」とは異なります。
スランプは一時的なものであり、しばらくすると自然に回復するものですが、その過程で焦りや不安が生まれ、さらにスランプが悪化することもあります。


スランプの原因は「見えない疲れ」

では、スランプの原因は何なのでしょうか?実は、スランプの本当の原因は「見えない疲れ」かもしれません!
多くの場合、肉体的な疲労や心身のストレスは目に見えない形で溜まっていき、意識していないうちに「限界点」を超えてしまっています。

体が疲れていても「無理して動き続けている」

現代社会では、「忙しい」「やらなければならないことが多すぎる」という状況が普通になり、ついつい体や心を無理に動かし続けてしまいます。
例えば、仕事や勉強で長時間集中していると、体の疲労が溜まるのは当然のことです。しかし、疲れを感じても「まだできる」「もう少し頑張ろう」と自分を追い込むと、知らず知らずのうちに体が限界に達してしまいます。

心と体が疲れると、集中力が低下し、やる気がなくなります。しかし、この状態が続くことで「スランプ」に陥るのです。疲れをそのままにしておくと、意識的に「休む」ことを拒否し、ますますパフォーマンスが低下していきます。これが、見えない疲れが引き起こすスランプの一因です。

感情の疲れが引き起こす精神的な不調

見えない疲れには、体の疲労だけでなく「感情の疲れ」も含まれます。特に仕事や勉強においては、精神的に負担がかかる場面が多くあります。
例えば、テストの成績が振るわなかったり、締め切りに追われたり、対人関係でストレスを感じたりといった日々の小さなストレスが積み重なると、知らず知らずのうちに心が疲れていきます。

感情が疲れてくると、ポジティブな思考や前向きなエネルギーを持つことが難しくなり、「どうしても気力が湧かない」と感じるようになります。
これもまた、見えない疲れの一つであり、スランプに陥る原因となるのです。

生活習慣の乱れが引き起こす肉体的疲労

見えない疲れには、生活習慣の乱れも大きく関係しています!
睡眠不足、食生活の偏り、運動不足、過度な仕事や勉強、さらには過度なストレスなどが積み重なることで、体は常に疲れている状態になります。しかし、体はその疲れを「感じさせない」ようにすることがあります。無理をして体が動いているように感じても、実際には内臓や筋肉が疲弊しているため、心身が適切に機能しなくなります。

この肉体的疲れが見えない状態であるため、普通の生活を送っていても、集中力が続かない、考えがまとまらない、身体が重いといった症状が現れます。これもスランプの原因の一つであり、見えない疲れが溜まっている証拠です。

だらだら

見えない疲れを感じたときのサイン

スランプに陥った時、どこかで「無理をしている」と感じるはずです。それは、体が発するサインに気づくことから始めましょう。具体的には、以下のような兆候が見られた場合、「見えない疲れ」が溜まっているサインかもしれません。

  • 集中力が続かず、すぐに気が散る
  • 何をしても「面倒だな」と感じる
  • 物事を深く考えられなくなったり、決断に時間がかかる
  • 疲れを感じても休息を取ろうとしない
  • 小さなことでイライラしたり、落ち込むことが多くなる

これらの兆候が見られた場合、無理をせず、一度立ち止まることが重要です。「スランプだから」といって、さらに頑張りすぎるのは逆効果であることを理解し、休養を取る時間を設けることが必要です!


見えない疲れを解消するために必要なこと

スランプを脱出するためには、まずは見えない疲れを解消することが大切です。そのためには、心身のリセットが不可欠です。

休息を優先する

まず最初に取り組むべきは、休息を取ることです!無理して続けるのではなく、しっかりとした睡眠を取ったり、体を休ませる時間を意識的に作ることが重要です。

  • 睡眠時間の確保
  • 適度な昼寝やリラックスした時間を取る
  • 環境を変えて、気分転換を図る

休息によって、脳と体がリフレッシュされることで、スランプから抜け出すためのエネルギーを再生できます。

心の整理を行う

心の整理も大切なポイントです。自分の思考や感情を整理するために、書き出すこと感情を吐き出すことが有効です。具体的には、心の中でモヤモヤしていることをノートに書いてみたり、信頼できる人に話を聞いてもらったりすることで、負担を減らせます。


心のリセット法:思考を“ゆるめる”ことから始めよう

「できない自分」を責めないマインドセット

スランプに入ったとき、多くの人がまずやってしまうのが「自分を責める」こと。

「どうして自分はダメなんだ」
「もっと頑張らなきゃいけないのに」
「周りはみんな結果を出してるのに、自分だけ…」

このような思考は、一見“意識が高い”ようにも見えますが、実は心を疲弊させる最大の原因になります!!

まず大事なのは、「スランプは誰にでも起こる自然な現象」と受け入れること。
プロのアスリートでも、著名な作家でも、毎日努力している人ほど“波”があります。落ち込む時期もあれば、爆発的に伸びるタイミングもある。その浮き沈みの中で、人は成長していきます。

「今はたまたま沈んでいるだけ。自分がダメなわけじゃない」
そう自分に言い聞かせるだけでも、心は少しずつ緩んでいきます。

書き出すことで「脳の整理整頓」を

頭の中がモヤモヤしているときは、思考がグルグルと回り続け、どんどん不安が膨らんでしまいます。そんなときにおすすめなのが、“書き出す”ことです。

紙でもスマホのメモでも構いません。次のような項目を書いてみてください:

  • 今感じていること(正直に)
  • 最近うまくいかなかったこと
  • その時、自分がどう思ったか
  • 何が辛かったのか
  • 逆に、最近嬉しかったこと、助けられたこと

書くことで、頭の中の“ぐちゃぐちゃ”が見える化され、「あ、自分はこういうことで悩んでいたんだな」と気づけることがあります。
感情をアウトプットすることで、脳の“バッファ”が空き、気持ちに余裕が生まれます。


体のリセット法:意識的に“何もしない”時間をつくる

睡眠こそ最強の回復法

スランプ脱出の第一歩は、睡眠の見直しです。

「最近なんか集中できない」「イライラする」
そう感じている人の多くが、実は睡眠不足に陥っています!

脳は寝ている間に情報を整理し、記憶を定着させ、感情を調整します。つまり、寝ないとメンタルも学力も落ちていく。
スランプ期に無理して夜更かしして勉強しても、逆効果になることが多いのです。

おすすめは「最低6.5時間、理想は7.5時間以上」の睡眠。
睡眠時間を確保するだけで、「やる気が出た」「頭がスッキリした」と感じる人は少なくありません。

また、昼寝(20分以内)も集中力の回復に効果的です。

「散歩」や「軽い運動」で気分を変える

体を動かすことは、心のリセットにも直結します。
特に、朝や夕方の「散歩」は、リズム運動によって脳のセロトニン分泌が促され、ストレス軽減に効果があります。

走る必要はありません。ただ歩くだけでOK。ポイントは:

  • 同じ道を歩かず、気分でコースを変える
  • 音楽を聴いたり、景色を観察したりする
  • 勉強のことを一切考えず“今ここ”に意識を向ける

こうした運動は“気分転換”だけでなく、深くリラックスした後に「もう一回やってみようかな」と自然に思える効果があります。


スランプ期こそ「自分にやさしく」が効く理由

多くの人が、「自分に厳しくしないと伸びない」と思い込んでいます。でも実は、スランプ期に必要なのは逆です。

心が擦り減っているときに「もっと頑張れ」と言われたら、誰だって潰れてしまいます。
そんなときに必要なのは、「よく頑張ってるね」「いったん休んでもいいよ」と、自分自身をいたわる言葉です。

  • 今日は少ししか勉強できなかったけど、それでも机に向かった自分を認めよう
  • 眠いけど、朝起きて学校に行った。それだけでも十分えらい
  • 完璧じゃなくても、今の自分なりに前に進んでいる

こうした“自己肯定の言葉”は、落ち込んだ心にじんわりと効いてきます。
自分を甘やかすのではなく、「本来の力を取り戻すための栄養補給」だと思ってみてください!


おわりに:スランプは脱出するものではなく、“抜ける時がくる”

スランプに入ったとき、どうしても「早く抜け出さなきゃ」と焦ってしまいます。
でも、スランプとは“無理やり抜ける”ものではなく、リセットと回復のサイクルを通して自然と“抜ける時がくる”もの。

だからこそ、焦らず、自分を責めず、できることから少しずつ整えていくことが大切です。

  • よく眠る
  • 少し歩く
  • 自分の気持ちを紙に書く
  • できたことを一つでも認める
  • 「今はそういう時期」と割り切ってみる

このような習慣が、心と体を整え、気がついたときに「なんか、少し調子が戻ってきたかも」と思えるきっかけになります。

スランプは、決して「成長の妨げ」ではありません。
むしろ、「次のステージに進むための準備期間」です。

無理せず、自分を大切に。
そして、またエネルギーが湧いてきたときには、あなたの“本当の力”がきっと戻ってきます!

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この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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