はじめに:ちょっとくらいサボっても大丈夫…?
塾に通っていると、誰もが一度は「今日は行きたくないな…」「1日くらい休んでも平気でしょ」と思ったことがあるはず。友達と遊びたい日、疲れている日、宿題が終わっていない日、なんとなく面倒な日──。理由はさまざまですが“塾をサボるクセ”がついてしまうと、それが後々自分に返ってくることになります・・・!
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、塾をサボりがちな人が見落としがちな“落とし穴”と、その回避方法について詳しく解説します!
「サボる=悪」ではなく、どうすれば自分の学びを最大化できるのか、一緒に考えていきましょう。
授業のペースから置いていかれる
塾の授業は、学校と違ってテンポが速く、進度も先取り型であることがほとんど。1回でも休んでしまうと、次回の内容についていけないという状況が起こりやすくなります。
特に、数学や理科などの積み重ね型の科目は要注意!1回飛ばすと、次の回がまったく理解できない…という悪循環に陥りがちです。
しかも塾では、前回の授業内容を「もう一度復習してくれる」ことは基本的にありません。先生も他の生徒も先に進んでしまう中、自分だけが置いていかれる――そんな焦燥感がやる気をさらに削ってしまうのです・・・
「自習するから大丈夫」は幻想
「今日は休むけど、あとで自分でやればいいや」
そう思って塾を休んだ経験、ありませんか? でも、自習と授業はまったく別モノです!
塾の授業では、先生の解説や板書、問いかけ、テンポ、例題の出し方などがセットになって、理解を深めてくれます。自分で問題集を解くだけでは、その“なぜそうなるのか”の部分が抜けてしまい、表面的な理解にとどまるケースが多いのです。
「自習すれば追いつける」は、意志が強く、効率的な学習法を知っている一部の人の話。もしあなたが今まで“自習でカバーしきれた経験”が少ないなら、その言い訳は通用しません。

勉強習慣が崩れていく
塾の強みは、強制力があること。決まった時間に通い、授業に参加し、宿題を出す。このサイクルがあるからこそ、日々の勉強習慣が保たれるという人も多いはずです。
しかし、一度サボるとそのリズムは簡単に崩れてしまいます!
「行かない日がある」→「家でダラダラする時間が増える」→「勉強へのモチベが下がる」→「塾に行きづらくなる」→「またサボる」……と、まるで負のスパイラル。
塾に行く=勉強スイッチを入れる、という習慣が消えると、机に向かうまでのハードルが一気に上がります・・・。
落とし穴④:塾の“居場所”感がなくなる
実は、塾に通う価値は「授業を受ける」だけではありません。先生とのちょっとした会話、勉強に集中する空間、仲間との情報交換──これらすべてが、あなたの受験生活にポジティブな影響を与えてくれています。
でも、サボる回数が増えると、それらのつながりが徐々に薄れてしまいます。
「あの子、最近来てないね」
「もうやる気ないのかな」
「先生も声をかけづらそうにしてる」
そんな空気を自分で勝手に感じてしまい、余計に塾に戻りづらくなるのです。気づけば、塾が“自分の居場所じゃない”ように思えてくる。それって、すごくもったいないことですよね。
成績に直結する
これは言うまでもありませんが、塾をサボる=そのぶん得られるはずだった知識や理解のチャンスを失っているということ。1回休めば90分~120分分の差が生まれ、10回休めば1,000分近い勉強時間が失われます(!)
この差が積み重なると、模試や定期テスト、そして入試本番で“結果”として表れてきます。あとになって、「あの時、サボらなければ…」と後悔する人は実際に多いのです。
じゃあどうすればいい?塾と上手に付き合う3つのヒント
「行くのがめんどくさい」を回避する仕組みを作る
疲れていても、面倒でも、とりあえず塾に行けるように、
- 荷物は前日に用意しておく
- 着替える時間を最小限にする
- 「塾に行ったらごほうび」ルールを作る
など、自分の“行動のハードル”を下げる工夫をしましょう。
どうしても行けないときは「次の授業までに追いつく」を徹底
体調不良や外せない予定で休むときは、必ず次の授業までに自力で追いつく意識を。
ポイントは、「テキストを見るだけで終わらない」こと。
先生や友達にノートを見せてもらい、理解度をチェックすることが大切です。
塾は“自分のための場所”だと意識する
塾の先生は、あなたの敵ではありません。
成績を上げるために、進路を実現するために、一緒に戦ってくれる存在です。塾は「授業を受ける場所」ではなく、「将来の自分に近づく場所」だと意識してみてください。



サボってしまうのは「塾が合ってない」せいかも?自分に合う塾選びのすすめ
塾をサボりがちになる理由として、単純な“やる気不足”だけでなく、「そもそも塾が自分に合っていない」というケースも少なくありません。
「先生の話し方が合わない」
「授業がつまらない」
「周りのレベルと差がありすぎて気まずい」
「質問しづらい雰囲気」
──こんな不満や違和感が積み重なると、塾に足が向かなくなるのも当然です。
だからこそ、自分に合った塾を選ぶことはとても大切です。
塾は“行かされる場所”ではなく、“自分を高めるための場所”であるべき。
そのためには、次のポイントを意識して塾選びをしてみてください。
✔ 自分の理解スピードに合っているか?
授業についていけない or 物足りない、のどちらもストレスになります。体験授業を通じて「自分にちょうどいい」と感じるテンポかどうかをチェックしましょう。
✔ 先生との距離感は心地よいか?
質問しやすい雰囲気、フィードバックの的確さ、寄り添ってくれる姿勢──これらがあると自然と「また行こう」と思えるようになります。
✔ 自習室やサポート体制が充実しているか?
学習習慣をつけたい人にとって、環境の整備はとても大事。塾に“通いたくなる仕掛け”があるかも確認ポイントです。
東大寺子屋:勉強に前向きになれる、ちょうどいい塾
そんな中で、特におすすめしたいのが「東大寺子屋」という塾。名前のとおり、東京大学の学生が中心となって教えてくれる、少人数制・個別指導型の塾です。
東大寺子屋の最大の魅力は、勉強への向き合い方を“楽しく、本気で”教えてくれること。ただ知識を教えるだけでなく、「なぜ学ぶのか」「どうすれば成績が上がるのか」を一緒に考えてくれるので、「勉強=しんどい」が「勉強=面白い!」に変わっていきます。
- 先生との距離が近く、どんな質問も気軽にできる
- 生徒一人ひとりの目標に合わせた“オーダーメイド”指導
- 自習サポートやメンタル面のケアも手厚い
- サボりがちな子にも“自然と通いたくなる仕組み”がある
実際、「前の塾は全然続かなかったけど、東大寺子屋に通うようになってからは勉強が習慣になった」という声も多く、特に“サボりぐせ”に悩む人にはぴったりの環境です。
塾を変えることは勇気がいるかもしれませんが、それが「学ぶ意欲を取り戻すきっかけ」になるなら、十分すぎるほど価値があります。
もし今の塾が合わないと感じているなら、ぜひ一度「東大寺子屋」のような、寄り添い型・個別型の塾も選択肢に入れてみてください。きっと、勉強との向き合い方が変わっていくはずです。
おわりに:一度の“サボり”が未来を変えることもある
人間だから、行きたくない日があるのは当然。でも、塾を「たまにサボる場所」にしてしまうか、「毎回、自分を成長させる場所」にするかは、あなた次第です。
サボるたびに、自分の未来からほんの少しずつ遠ざかっている。
逆に、毎回通うことで、その未来に着実に近づいていく。
この記事を読んだ今日が、“もう一度がんばるきっかけ”になればうれしいです。
さあ、次の授業はちゃんと行って、自分の成長を感じてみましょう!