こんにちは。東大寺子屋というオンライン家庭教師塾で講師をしております、東京大学3年のみーみーと申します。ゴールデンウィークが明け、そろそろ定期テストが近いという中学生・高校生の方が多いのではないでしょうか。
今回は灘中・高に在籍していた私が定期テストで学年トップ10に入ることができた時の勉強法やスケジュールの立て方について説明していきたいと思います!
私も中学校に入った直後は、学校の勉強についていけるかどうか、テストで悪い点を取ってしまわないか、とても不安でした。定期テストの勉強の仕方もわからないし、そもそも授業をどうやって受けたら良いかもわかりませんでした。

また、中学生・高校生の平日は、部活、習い事、学校行事などでスケジュールがびっしりという人がほとんどでしょう。「勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、時間がない」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
しかし、実は“時間がない”のではなく、“時間をうまく使えていない”だけというケースも少なくありません。平日でも工夫次第でしっかり勉強時間を確保することは可能です。
この記事では、勉強時間を確保するためのコツや、平日ならではの勉強法について、具体的に紹介します。日々忙しい学生にこそ読んでほしい、効率の良い勉強のヒントをお届けします。
1. 平日に勉強時間が取れない理由
まずは、なぜ平日は勉強ができないと感じるのか、その原因を整理してみましょう。
● 時間の大半を学校と部活に費やしている
平日は朝から夕方まで学校があり、その後すぐに部活動。帰宅後はすでに19時を過ぎているというケースが多いでしょう。
私も部活をしていたので、18時まで部活をした後、帰宅するのは19時を過ぎていることが多く、加えて週末は大会があるため終日勉強できないという日もありました。大会が定期テスト直前にあるときは地獄でした(笑)
● 習い事や塾でさらに時間が圧迫される
部活動に加え、ピアノや英会話、塾などの習い事をしている人も少なくありません。平日で自由に使える時間がほとんどないのも納得です。
私が担当している生徒さんの多くも習い事を掛け持ちしており、とても忙しいスケジュールで生活されているように感じます。効率的に勉強していかないと、とても間に合わないだろうと思ってしまうことが多いです。
● 帰宅後は疲れ果ててしまう
夕方以降は疲労がピークになり、勉強しようという気力が湧かないというのもよくある話です。
これらの要因から、「勉強したくてもできない」という感覚に陥ってしまいがちです。学校の授業を受けた後に一生懸命部活に取り組み、帰ってきたらヘトヘトで寝てしまう、というのはあるあるですよね。
2. 平日勉強の鉄則:「細切れ時間」を見逃すな!
限られた時間の中で勉強をするために最も大切なのは、「細切れ時間」を見逃さず活用することです。
● 休み時間を活用する
学校の10分〜15分の休み時間は、意外と集中して取り組める貴重な時間です。
- 英単語を10個暗記する
- 前の授業内容をノートで軽く復習
- 数学の公式を確認
1回10分でも、1日に4回あれば40分。1週間で200分、つまり3時間以上になります。さすがにここまで行くと休み時間は勉強しかしない「ガリ勉」だと思われてしまうので、適度に友達と話したり遊んだりする方がいいと思いますが、特にそのような用事がない時は勉強しておくと「貯金」できますよ!
私は休み時間の半分ほどは勉強し、残り半分は友達と話してリラックスしていました。
● 通学・移動時間を活かす
電車やバスでの移動中、徒歩中なども絶好の勉強タイムです。
- 英単語帳やアプリで暗記ものを確認
- 音声教材でリスニング学習
- 前日の授業内容をスマホでチェック
歩きながらの場合は、音声学習や録音した自分の声での暗記が効果的です。単語帳を電車の中で見て勉強している人をよく見かけますが、時間を効率よく活用できていると思います。ただ、歩きながら単語帳を見るのはやめた方がいいです。危ないので。
● 食事・お風呂・寝る前の5分間も勉強時間に変える
習慣づければ、これらの時間も立派な学習時間になります。
- 食事後に5分だけノートの読み返し
- お風呂に単語カードを持ち込む
- 寝る前に1日の振り返りを書く
こうした“スキマ時間”を積み重ねることで、1日1時間以上の勉強時間を確保することも可能です。



3. 効率的な平日勉強方法
時間が限られている分、どんな内容を、どのように勉強するかが非常に重要です。
● 優先順位を決める
限られた時間ですべてをこなすのは難しいため、科目ごとに「今週の目標」を設定しましょう。
- 来週テストの理科を優先
- 英単語は毎日10語ずつ
- 数学はワークを1日1ページ
● 暗記はスキマ時間、理解は休日に
- 平日は暗記系中心(英単語、漢字、社会、理科の用語など)
- 土日に時間を取って、数学や読解など理解が必要な内容を
このように、学習内容に応じて「やる時間帯・曜日」を分けることで効率がアップします。
● 1日単位の計画を立てる
計画は「ざっくりと立てる」のがコツ。以下のように、曜日と内容を決めておくと安心です。
曜日 | 内容例 |
---|---|
月曜 | 数学ワーク1ページ + 英単語10語 |
火曜 | 理科暗記 + ノートの復習 |
水曜 | 社会一問一答 + 英文音読 |
木曜 | 数学演習 + 英単語復習 |
金曜 | 国語読解 + 漢字練習 |
いつから定期テストを始めるべき?
これについては、これから初めて定期テストを受ける中学1年生の方も、それ以外の学年の方もお悩みの問題だと思っています。速すぎてもモチベーションが続かないし、遅すぎると間に合わない…人それぞれタイミングがあると思いますが、私としては2週間前に始めることをおすすめします!
理由はインプット・問題演習・総復習を全て行うのに必要な時間が大体2週間になるからです。
4. モチベーション維持の工夫
毎日忙しい中で勉強を継続するためには、心の管理も重要です。
● 勉強ログをつける
- スマホアプリや手帳で「今日やったこと」を記録
- 小さな達成感を積み上げることでモチベーションアップ
● ご褒美ルールを作る
- 1週間勉強を続けられたら好きなお菓子を買う
- 単語帳1冊終わったら映画を見る
小さなご褒美があるだけで、毎日の勉強が楽しくなります。私はいつもご褒美をあげていたわけではないですが、勉強に疲れた時は好きなアニメを見たり、チョコレートを食べたりしていました。
● 勉強場所を変える
毎日同じ場所で勉強していると飽きてしまいます。時にはリビング、図書室、カフェ風の勉強スペースなど、環境を変えてみるのもおすすめです。
5. まとめ:平日は工夫次第で勉強できる!
「平日は忙しいから勉強できない」と思っている人こそ、今回紹介したような細切れ時間の活用や効率的な計画を取り入れてみてください。
部活や習い事で時間がないのはみんな同じ。でも、その中で少しずつでも勉強を積み重ねた人が、1年後・3年後に大きな差をつけています。
平日の勉強は、質と工夫が勝負。無理なく、でも確実に前進できるように、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう!
東大寺子屋では勉強方法・スケジュールの立て方がまだ掴めていない中学生・高校生の方に対し、複数の現役東大生が連携して対応しています。この記事を読んで定期テストに向けた勉強の仕方についてもっと知りたい、という方は、ぜひ一度東大寺子屋の体験授業を受けてみてください!無料で現役東大生に相談することができます。