受験勉強と聞くと、模試や過去問に注目しがちですが、実は日々の「小テスト」こそが合否を分ける重要な要素だと知っていますか?
多くの合格者が「小テストで弱点をあぶり出し、克服できた」と語っています!
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、小テストが受験にどう役立つのか、どのように活用すれば本番に強くなれるのかを、詳しく解説していきます!
小テストが受験に効く3つの理由
確実に「覚える」サイクルができる
小テストは、授業や自習で学んだ知識を「アウトプット」するための絶好の機会です。人間の記憶はインプットしただけではすぐに薄れてしまいますが、小テストを通して繰り返し思い出すことで記憶が定着します!
エビングハウスの忘却曲線を打ち破る
有名な「忘却曲線」によれば、人は1日後には約70%のことを忘れると言われています。しかし、小テストを翌日・数日後に行えば、「あれ、ここ出たな」と思い出す作業が脳を刺激し、長期記憶として定着させてくれるのです。
苦手分野の発見が早い
模試や定期テストでは、苦手を見つけるにも時間がかかりがちです。しかし小テストならば範囲が狭いため、「なぜこの問題だけ毎回間違えるのか」に気づきやすく、即座に復習ができます!
弱点=伸びしろ
間違えた問題には、必ず「思い込み」「理解不足」「暗記ミス」といった原因があります。小テストはそれらを炙り出し、ピンポイントで対策を立てるための“センサー”となります。
「本番慣れ」ができる
受験本番では、1問の重みが非常に大きく、緊張感も高まります。日ごろから小テストを受け慣れていると、「限られた時間で問題を解く」「緊張感の中で集中する」といった“試験力”が自然と身につきます。
実戦に近い環境を積み重ねる
たとえば、英単語のテストを時間制限つきでやってみたり、数学の公式を手書きで答えたりするだけでも、本番のパフォーマンスは大きく変わります。小テストは、小さな「本番」の積み重ねです!

小テストを活用した学習法
自主的にテストを作る
学校や塾で小テストが出されない場合でも、自分で作ってしまうのが効果的です。教科書やノートを見ながら「これは出そう」と思ったポイントを問題化し、数日後に自分で解くことで記憶が強化されます。
ノートは問題集になる
例えば「この年に何が起きた?」といったような問いをノートの欄外に書いておくと、後でパッと見直したときにそのままミニテストになります。友達と出題し合うのもおすすめです。
結果を分析して行動に落とし込む
小テストの最大のポイントは「できなかった問題を放置しないこと」。丸つけをした後に「なぜ間違えたか」を明確にして、その場で復習することが重要です。
できなかった問題ノートを作ろう
間違えた問題だけを集めた「できなかった問題ノート」は、受験直前に見返す最強の復習ツールです。赤で間違いの理由、青で正しい答えと考え方を書いておけば、記憶にも残りやすくなります!
小テストが習慣化すると、こう変わる!
勉強が「受け身」から「攻め」に変わる
「今日も小テストで×がついた」と落ち込む人もいるかもしれません。でもそれは、成長の第一歩。点数が悪い=ダメ、ではなく、「理解が深まる途中」なのです。習慣的に小テストに取り組むことで、知識の“穴”を自ら埋めていけるようになります。
自信がついて受験本番にも強くなる
毎日の確認テストを繰り返していると、「何度もやったから大丈夫」という自信が湧いてきます。受験本番でも、焦らずに自分の実力を発揮できるようになるのは、小テストによる反復練習のたまものです!
小テストを使い倒すためのコツ
時間を区切る
テストは短時間でさっと終えるのがベスト。10分〜15分で終わる形式にすることで、集中力を高く保ちつつ習慣化しやすくなります。
親や先生と協力する
家庭で親が問題を出したり、塾の先生に「毎回小テストしてほしい」と頼むことで、第三者の視点も取り入れられます。人に出題してもらうと、自分では気づかない盲点にも気づけます。
小テストを制する者は受験を制す?意外と侮れない日々の積み重ね
小テスト=記憶の定着チェックツール
受験生にとって「小テスト」はあくまで授業の一部であり、成績への直接的な影響も少ないことから、つい軽視しがちです。しかし実は、この「小テスト」こそが、記憶を長期化させるための極めて有効な仕組みなのです。
人間の記憶は、インプット後すぐにアウトプット(思い出す)作業を挟むことで、脳内の「重要な情報」としてラベリングされます。つまり、授業で習ったことを数日後に確認する「小テスト」は、情報の“忘却”を防ぐ強力なストッパーになってくれるわけです。
学習スケジュールの中で「再現の機会」をつくる
小テストのタイミングで「一度学んだ内容を思い出す」プロセスが入ると、学習効率は飛躍的に高まります。たとえば、「英単語を授業で覚えた翌日に小テスト」「数学の新しい公式を習った週末にミニ確認テスト」など、アウトプットの機会を意識して組み込むと記憶が定着しやすくなります。
重要なのは、完璧に答えられることではなく、「思い出す過程そのもの」が脳を鍛える点。少し忘れかけたところで無理に思い出そうとする行為が、脳内で情報を深くつなげる作業になるのです!
小テストで“復習のキッカケ”をつくる
小テストで間違えたところを「復習ポイント」として使えば、苦手の早期発見と克服に繋がります。人は意外と「何を分かっていないのか」に無自覚です。小テストは、そうした“抜け落ちた知識”を可視化する道具でもあります。
誤答の見直しは、むしろ本番の得点力を上げるチャンス。失敗を恐れず、むしろ「ラッキー、見つけられてよかった」と思えるようになると、受験勉強に前向きな推進力が生まれます。



小テスト活用で「暗記型→応用型」へ進化する
小テストの本質は「思考の習慣化」にある
多くの生徒が小テストを「丸暗記の確認」だと考えていますが、本質はそれ以上の価値を持ちます。特に難関校の受験では、単なる暗記では歯が立たない応用問題が出題されます。小テストを“考えながら解く”訓練に変えていくことで、知識を「使える形」に昇華させることができます。
たとえば英語なら「文法問題の小テスト」を、ただの穴埋めとしてではなく、「なぜこの文法が使われているのか」と解釈する練習に。数学の計算問題なら、「どういう考え方を使えばこの式が導けるのか」と一歩深く掘り下げる癖をつけましょう。
“解説を読む”だけでは実力は伸びない
小テスト後に「解説を見る→納得する」で終わっていませんか?これでは一時的な理解で終わってしまい、またすぐに忘れてしまいます。解説を読んだあとに「自分でその問題をもう一度解いてみる」「似た問題を探して演習する」ことで、思考の回路が脳に刻まれていきます。
つまり小テストは「自分で分析する→再構築する」というアウトプット型の学習プロセスを養う最高の素材なのです。これが習慣化すると、初見の問題にも強くなり、受験本番での応用力が大きく伸びていきます。
小テストを“自分でつくる”ことも効果絶大
もし学校の小テストが少ない、または自分の学習ペースとズレがある場合、「自作の小テスト」をつくるのも非常に効果的です。自分で問題をつくる作業は、教科書や参考書の内容を整理し直す作業でもあり、知識の定着と構造化を同時に促します。
さらに友人同士で小テストを出し合うのもおすすめ。相手に説明する前提で問題を考えると、自分の理解度が浮き彫りになり、学びが一段と深まります!
まとめ:小さな努力が合格を生む
模試や定期テストに比べて軽視されがちな小テストですが、実は“地味だけど最強の武器”です。記憶の定着、弱点の発見、そして本番の実戦力まで、あらゆる力を養ってくれる存在です。受験勉強に悩んでいるなら、まずは「毎日10分、小テスト」から始めてみましょう!
また東大寺子屋では、生徒一人ひとりの弱点を把握。理解不足を見逃さず、個別にフィードバックすることで、合格力を着実に積み上げています。
「自分に合った学習がしたい」「本番に強くなりたい」と考える方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒に合格を引き寄せましょう!