“将来が不安”な高校生へ:現役東大生が伝えたい3つのこと

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―悩みの中で立ち止まっている君へ―

「このままで本当に大丈夫なんだろうか」
「将来、何がしたいかなんて分からない」
「やりたいことも、得意なこともない。みんなはすごいのに、自分は…」

そんな気持ちを抱えている高校生へ。
将来が不安になるのは、まったくおかしいことじゃありません。というより、それが“普通”です!周りが明るく前向きに見えるだけで、実は多くの人が「何者かにならなきゃ」とプレッシャーを感じて、見えない不安を抱えて生きています。

今回のブログでは現役東大生ライターの「けんけん」が、「将来が不安でたまらない」という高校生にこそ伝えたい、3つの視点をお話しします。読み終える頃には、少し心が軽くなっていたら幸いです。

目次

「やりたいことがない」=ダメじゃない。むしろ自然なこと

多くの高校生が「将来の夢」を求められます。進路指導、模試の志望校記入欄、三者面談、親からの問いかけ…。だけど、そのたびに心の中では「やりたいことなんて分からない」「これって本当に自分がやりたいこと?」という葛藤が起きる。

でも安心してください。やりたいことが“まだ”見つかっていないだけで、焦る必要はありません

実際、文部科学省の調査でも、高校生の半数以上が「明確な将来の夢はない」と答えているというデータがあります。「夢がある=エラい、ない=ダメ」というわけでは決してありません!

大切なのは、「やりたいことがないから止まる」のではなく、「やりたいことが分からないからこそ、動いてみる」こと。

  • ちょっと気になる本を読んでみる
  • 普段と違うジャンルの動画を見てみる
  • ボランティアやアルバイトにチャレンジしてみる
  • 周囲の大人の話をじっくり聞いてみる

これらはすべて、「やりたいことを探すためのヒント」になります。人生は、動いた分だけヒントが増える構造になっているんです。

やりたいことは、最初から“ポン”と降ってくるものではありません。「やってみたら、案外好きだった」という経験の積み重ねが、気づけば“好き”や“得意”に変わっていくんです。


「不安」があるのは、自分と真剣に向き合っている証拠

将来のことを考えたときに感じる不安。それは「自分だけが取り残されている」「何をやっても意味がない」「親の期待に応えられないかもしれない」といった漠然としたものかもしれません。

だけどその不安、決して悪者ではありません

なぜなら、不安を感じるということは、それだけ自分の人生を真剣に考えているということだからです。
未来に関心がない人、考えることを放棄している人は、そもそも不安なんて感じません。むしろ、「このままでいいのか」と悩むあなたは、すでに一歩前に進んでいる証拠です。

そして、不安には必ず“理由”があります。
不安を抱いたまま押し込めず、「なぜ不安なのか」を分解してみてください。

たとえば:

  • 「自分には何もない気がする」→何も“見えていない”だけで、本当に何もないとは限らない
  • 「進学してもうまくやっていけるか分からない」→じゃあ、どんな環境なら安心できそう?
  • 「将来ちゃんと働けるのか不安」→“ちゃんと働く”って、自分にとって何を意味している?

こんなふうに言葉にしてみると、不安は“敵”から“ヒント”に変わります。
モヤモヤした感情は、書き出したり人に話したりすることで整理されます!


比べるのをやめた瞬間、人生が自由になる

将来の不安の多くは、「周りとの比較」から生まれます!

  • 「あの子はもう将来の夢があるのに、自分は…」
  • 「あいつはもう指定校決まってるし、模試の成績も良い」
  • 「SNSで同い年の子が海外行ってたり、起業してたりしてる…」

でも、他人と自分を比べることに意味はありません。なぜなら、人はそれぞれ違うタイミングで“花が咲く”からです。

“早く見つけた人がすごい”のではなく、“自分のペースで進める人こそ強い”んです。

例えば、18歳で自分のやりたいことを決めた人が、30歳で道を変えることもあります。一方で、大学卒業後にやっと自分の進むべき道に気づいた人が、そこから一気に飛躍することもある。

今、目の前にある進路や選択肢が「一生の決定」だと思う必要はありません。
大学、専門学校、就職、浪人…どの道を選んだとしても、それがすべて自分の経験になります。そしてそこから何度でも軌道修正できるのが人生です。

だからこそ、今は「他人の歩幅」ではなく、「自分の歩幅」で進んでください。
比べなくていい。焦らなくていい。見える世界を、少しずつ広げていけば大丈夫です!

不安だからこそ、「今できること」から始めてみよう

将来が不安になると、多くの人は“完璧な未来予想図”を思い描こうとして、かえって動けなくなってしまいます。
「自分に向いてる仕事は何か」「何の大学に行くべきか」「どの職業なら安定するか」など、答えが一つじゃない問題にぶつかって、気持ちが迷子になってしまうんですね。

でも実は、そんなときこそ大切なのは、“未来のこと”を考えるより、“今できること”を始めることなんです。

たとえば――
「将来の夢が分からないけど、国語の成績を少しでも上げてみよう」
「やりたいことは見つかっていないけど、気になっていたアプリで英語を少しずつ勉強してみよう」
「面白そうな本を1冊読んでみよう」
こうした小さな行動には、思っている以上に大きな価値があります

なぜなら、「小さな行動」は「小さな成功体験」を生み出し、それが“自信の種”になるから。

将来のことって、結局のところ“今の積み重ね”でしか作られません。
でも「不安→行動できない→さらに不安になる」の悪循環に入ると、どんどん自分が無力に思えてしまいますよね。そんなループから抜け出すためには、小さくてもいいから“やった”という感覚を持つことが何より大切!

行動は、不安をゼロにはしません。でも確実に、不安の“中身”を変えてくれます。
最初は「何がしたいか分からない」と悩んでいた人も、動いていく中で「これちょっと面白いかも」「これなら自分に向いてるかも」と思えるようになっていきます。

進路も、仕事も、生き方も、結局は今の延長線上にしかないもの。
今の自分にできることを無視して、いきなり将来の大きな正解を見つけようとしても、きっとつまずきます。
逆に、「ちょっとでも興味のあることをやってみる」「5分でも勉強してみる」そういう一歩一歩が、気づけば自分を大きく変えていきます。

焦らなくていい。大きな夢がなくてもいい。
今の自分が「ちょっとだけ頑張れること」を大切にする――それが、不安な将来を切り開く本当の力になるんです!


最後に:不安な気持ちは、必ず未来に繋がる

将来が不安なあなたへ。
まずはその感情を否定しないでください。感じてしまうものは仕方ない。むしろ、「どうして不安なのか」「自分はどうしたいのか」と向き合うきっかけにしてください!

将来は“選ばれた人だけにあるもの”ではなく、今を生きるすべての人に開かれています。
その道の形は、他の誰かの真似でなくていい。
自分なりのペースで、自分なりの形で、少しずつ前に進めばいいのです。

そして、もし「一人ではどうしても不安」「誰かに相談したい」と感じたら、東大寺子屋のような学びの場や相談環境に飛び込んでみてください。勉強のことだけでなく、将来の悩みも含めて、東大生があなたの話をじっくり聞き、一緒に道を探すサポートをします。


東大寺子屋で“自分の未来”に向き合うきっかけを。

将来に悩むことは、前向きに生きている証拠です。
でも、ずっと一人で抱えていなくてもいい。

東大寺子屋では、東大生講師があなたの勉強だけでなく、「将来に対する不安」にも真摯に向き合い、伴走します。
「やりたいことがない」「進路が定まらない」「どうすれば自信が持てるか分からない」――そんな悩みを、私たちは何度も聞いてきました。そして、多くの生徒が一緒に考えながら、自分の道を見つけていきました。

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この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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