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浪人してでも目指す?現役東大生が教える志望校との向き合い方

大学受験を終えたあと、「あと一歩届かなかった」「本当はもっと上を目指したかった」と感じる人は少なくありません。浪人という選択肢は、そんな思いを持つ受験生がもう一度自分の目標にチャレンジするための道です。

しかし、浪人を決意するうえで最も重要になるのが「志望校との向き合い方」です。本当にそこを目指すべきか、なぜその大学なのか、自分にとってベストな選択なのか――迷いや不安と真剣に向き合う必要があります・・・!

そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、浪人を選んだ人が志望校とどう向き合うべきか、また浪人中に志望校を再設定・再検討するポイントなどを徹底解説します!

目次

浪人の目的を明確にする

「志望校合格」だけでは不十分?

浪人の最大の目的は「第一志望に合格すること」です。ただし、それだけではモチベーションを維持し続けるのは難しいかもしれません。なぜなら浪人生活は、時間があるぶん自己管理が非常に難しく、明確な目標がないと途中で迷子になりやすいためです。

浪人生活では、「なぜその大学なのか」を言語化しておくことがとても重要です。

志望校に対する「熱量」を測る問いかけ

  • その大学で何を学びたいのか
  • その学問を通じて将来どうなりたいのか
  • 他の大学では代替できない理由は何か
  • 実際にその大学の雰囲気に惹かれているか(オープンキャンパス、学生のSNS等)

これらを明確にしておくことで、浪人中に気持ちが揺れたときでも、自分の判断を正しく修正できます!


志望校を再検討すべきタイミングとは

現役時代の「思い込み」に縛られていない?

浪人すると、多くの人が一度は「このまま同じ志望校を目指し続けてよいのだろうか」と悩みます。これは自然なことであり、むしろ健全な自己点検です。

浪人を機に志望校を変えることは「逃げ」ではなく、「戦略的選択」である場合もあります!

志望校を再考する4つのサイン

  1. 合格可能性が現実的でない
     模試の判定がD以下で推移している場合は、現状の勉強法や時間の使い方を見直す必要があります。伸びしろの可能性も考慮しつつ、冷静な判断が必要です。
  2. 学びたい内容と大学の実際がズレている
     大学のカリキュラムや教授の専門分野、ゼミの傾向を調べると「思っていたのと違う」ことに気づく場合も。
  3. 将来の進路が変わった
     浪人中に視野が広がり、新たな興味が芽生えることもあります。たとえば、「法学部志望だったが、今は国際関係や開発学のほうが魅力的に思える」など。
  4. 大学ブランドや周囲の評価で選んでいた
     現役時代はネームバリューや「周りが褒めてくれる大学」を志望していたけど、自分のやりたいこととは実は関係が薄かった、という気づきも。

このような「心の変化」に正直になることは、浪人生活をより充実させる第一歩です!

だらだら

志望校のレベルと自分の成績の「距離」を知る

「合格可能性の見積もり」は甘くなる?

浪人生活では、志望校に届かないことがあまりにも辛いため、「きっといけるはず」と希望的観測に頼ってしまいがちです。現役時代と違い、冷静に自分の現在地を把握することが成功のカギになります。

模試の判定と自己分析を両立させよう

模試の判定はもちろん参考になりますが、判定がCやDでも、点数の「中身」を見ることが重要です。

  • 苦手科目の足を引っ張っていないか
  • 伸びしろのある単元は何か
  • 時間配分の問題で点を落としていないか
  • 記述・マークのどちらで崩れているか

これらを分析することで、「何が原因で届いていないか」が明確になります。届かない理由が明確になれば、あとはそれを潰していけばよいだけです!


志望校の「ランク下げ」は悪い選択なのか?

第二志望をどう扱うかがカギ

「浪人してるのに志望校を下げるなんて…」と思う人もいますが、それは少し視野が狭いかもしれません。

重要なのは「どの大学なら自分の未来を切り開けるか?」という視点で考えることです。

第二志望を「保険」ではなく「もう一つの選択肢」として考える

たとえば、東大志望だった人が一橋や東工大、京大に切り替えるという選択は、決して後退ではなく、方向性を絞る意味で非常に賢明です。

逆に、私大志望の人がMARCH → 日東駒専、関関同立 → 産近甲龍など、少しレベルを下げる選択をする場合も、「自分がやりたいことができる環境がそこにあるか」で判断すべきです。

浪人は「意地の勝負」ではなく、「未来への投資」です!

浪人生活の「情報戦」──正しい志望校情報を掴め!

浪人生にとって、志望校選びは「情報戦」と言っても過言ではありません。現役時よりも冷静な目で大学を見つめ直すことができる反面、ネットや予備校、SNSなど、情報源が多すぎて逆に迷ってしまうことも。そんな中で、何を基準に志望校を再設定すればいいのでしょうか?

偏差値だけにとらわれない「リアルな情報収集」

浪人中に陥りがちなのが「前年のリベンジ」に執着してしまうこと・・・!たとえば、「去年あと5点足りなかったから、今年こそは!」という思いは理解できますが、その大学が本当に自分に合っているかどうかを冷静に見直すことが重要です。

そこで活用すべきなのが「リアルな情報」。大学の公式サイトやパンフレットだけでなく、在学生のSNS発信、オープンキャンパスでの教授の話、過去問の傾向変化、就職実績のデータなど、多面的に大学を分析しましょう。特に近年は大学改革によって、数年で入試制度や教育方針がガラッと変わるケースも珍しくありません。

「将来から逆算する志望校設定」が浪人生の強み

浪人生の大きな武器は「1年間の猶予期間」を使って、自分の将来像を真剣に描けることです。「この学部に受かること」がゴールではなく、「この大学で何を学び、どんな職に就きたいのか」を逆算して志望校を再設計することができます。

たとえば、経済学部を目指していたが、経営コンサルや起業に興味を持ったことで経営学部やビジネススクール志望に切り替えるケースもあります。これは浪人中の成長によって見えてくる選択肢。現役時には見えなかった道が、浪人によって初めて見えてくることも多いのです。


自信と不安のはざまで──浪人生に必要な「決断力」

浪人生活が長くなるにつれ、多くの受験生が「自分は本当にこの大学を目指すべきなのか」と悩む瞬間に直面します。周囲と比べて焦ったり、自分の成績が伸び悩んだりする中で、「志望校変更」という決断を下すのは簡単なことではありません。しかし、そこにこそ浪人生としての本質的な成長が詰まっています。

成績だけで決めない「納得感」を重視した志望校選び

もちろん、模試の判定や合格可能性は大切です。しかし、偏差値だけで志望校を変更してしまうと、後で「本当にここでよかったのか」という後悔が残る可能性があります。

たとえば、A判定だからといって本命を変え、受かったもののやりたい分野が学べない大学に進学する――。これは短期的には“成功”に見えても、長期的には“満足度の低い進学”になってしまうこともあります。

自分がその大学で何を学びたいのか、どんな学生生活を送りたいのか、将来どうなっていたいのか――。成績の数字だけでは測れない「納得感」を大切にしましょう。

決断したらブレない──迷いとの付き合い方

志望校に迷いがあるのは自然なことです。しかし、決めた後は「この選択が正解だった」と思えるような努力をするのが浪人生に必要な覚悟。

「自分の決断に自信が持てない」という浪人生は少なくありません。そのときは、志望校の過去問を徹底的に研究し、その大学にしかない魅力を再確認することをおすすめします。志望校への理解が深まれば深まるほど、「ここしかない」という確信が生まれ、勉強へのモチベーションも自然と上がっていきます!


まとめ:浪人だからこそできる「納得の志望校選び」を

浪人生活は、焦りとプレッシャーに満ちた1年間です。しかしその一方で、「自分を深く知り、将来を真剣に考える」貴重な時間でもあります。現役時には見えなかった選択肢、気づけなかった本当の自分の興味――それらに気づけることこそ、浪人という時間の価値です。

浪人生が志望校を決める際に大切なのは、「偏差値」や「周囲の目」ではなく、「自分の価値観」と「納得感」です。1年間という時間を使って、自分だけの「正解」を見つけてください!

また、浪人生活は孤独な戦いになりがちですが、東大寺子屋では浪人生ひとりひとりに寄り添い、「自分にとってのベストな志望校選び」から「戦略的な学習プラン」まで徹底サポートします!東大・京大をはじめとする難関大学合格者を多数輩出してきた指導経験を活かし、あなたの「1年後の合格」を一緒に叶えます。

納得できる1年を過ごしたい方は、ぜひ一度東大寺子屋までご相談ください!

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対象学年:小学生、中学生、高校生、既卒生
※自習室校舎は中学生以上となります。予めご了承下さい。


この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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