浪人と聞くと「もう一年頑張る覚悟を決めた人」というイメージがあるかもしれません。確かに、浪人生活は自分との戦いの連続。しかし、だからこそ「正しい勉強法」や「習慣の積み上げ」が結果を大きく左右します・・・!
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、浪人生が確実に学力を伸ばし、志望校合格に近づくための具体的な勉強法を詳しく紹介します!
浪人生の強みと弱みを知る
浪人の最大の武器は「時間」
現役時代に比べて浪人生が手に入れる最大の強みは「時間」です。学校の授業や定期テストに縛られず、自分のペースで1日を設計できます。自分の苦手に集中できる。志望校に特化した対策に時間を使える。これが浪人生最大のメリットです。
でも、時間があるからこそ「だらける」リスクも
一方で、その時間は「自由すぎる」とも言えます。朝寝坊、スマホいじり、SNSやゲームで気づいたら夜…ということも。だからこそ、浪人生には現役生以上に「計画性」と「自己管理能力」が求められるのです・・・!
1日のスケジュールを徹底管理しよう
毎日を「学校のように」過ごす
まず大切なのが、生活リズムを固定することです!以下のような1日スケジュールが理想です。
- 7:00 起床・朝食
- 8:00〜12:00 午前学習(暗記・英語長文など)
- 12:00〜13:00 昼食・休憩
- 13:00〜17:00 午後学習(数学や問題演習中心)
- 17:00〜18:00 軽い運動や仮眠
- 18:00〜20:00 夜学習(復習・まとめ・苦手対策)
- 20:00〜21:00 食事・風呂
- 21:00〜22:30 自習・読書・次の日の準備
- 23:00 就寝
塾に通っている人は、この時間割をベースにして、塾の授業が入る時間帯を調整してください。
「勉強しすぎて疲れる」はNG
計画通り進めるためには、体力と集中力の管理が重要です。ぶっ通しで10時間勉強、は非効率。1時間ごとに5〜10分の休憩、ポモドーロテクニック(25分集中+5分休憩)なども効果的です。

苦手科目は「朝」か「復習タイム」で克服
朝一番の頭がすっきりしている時間に苦手科目を
たとえば英語長文が苦手な人は、朝の一番最初に取り組むようにします!脳がクリアな状態のときに向き合うことで、集中力が保てて理解も進みます。
夜は「今日の復習」タイム
夜は、昼間にやったことの復習に充てるのがベスト。知識の定着には「寝る前のインプット」が非常に有効だと言われています。「今日やった問題で間違えたもの」「ノートにまとめたポイント」を見直すだけで記憶の定着率が変わります。
模試と過去問の使い方:ただ受けるだけじゃ意味がない
模試は「弱点発見ツール」として活用
浪人生の模試の役割は、現役生と同じように「順位を競うこと」だけではありません・・・!むしろ大事なのは「苦手発見の場」として使うこと。模試の後に次のような復習をしましょう。
- 解けなかった問題の原因を分析(知識不足?ケアレスミス?)
- 解説を読んで、自分の思考と何が違ったのかを記録
- 同じ形式の問題をもう一度自分で解く
過去問は「戦略立て」の材料
過去問は本番のレベル感をつかむだけでなく、「志望校に受かるために今何が必要か」を教えてくれます。最初は難しく感じてもOK。何年分か解くうちに、出題のパターンや頻出テーマが見えてきます。
勉強場所を固定化し、「迷い時間」を減らす
「どこで勉強するか」も重要戦略
浪人生は自宅、図書館、自習室など複数の選択肢がありますが、どこか一つ「ここに行ったら勉強する」と決めておくと、脳がすぐに切り替わるようになります。迷いの時間は集中を削るだけなので、日ごとに場所を変えるのではなく「午前は自宅、午後は塾」などパターンを固定するのが理想です。
モチベーションが落ちたときの対処法
「スランプ」は誰にでもある
浪人生の多くが途中で「このままで大丈夫か?」と不安になります。そんなときは、いったん勉強の手を止めて、次のような行動をとってみましょう。
- 昔の模試結果と今の成績を比べてみる(成長を実感)
- 合格体験記やYouTubeで他人の努力を知る
- 志望校のオープンキャンパスやキャンパス写真を見る
「なんとなく焦る」ならやるべきはタスク整理
「何をすべきか分からない」「やる気が出ない」というときは、やることを紙に全部書き出してみましょう!「やることが見える」だけで脳が安心し、次の一歩を踏み出しやすくなります。
勉強法を支える習慣とメンタル
スマホのコントロールが鍵を握る
浪人生活の最大の敵が「スマホ」です。SNS、YouTube、ゲーム…誘惑は無限大。スマホは勉強中は物理的に遠ざける(別室に置く、アプリを制限する)など、ルールを作って対処しましょう。
運動・睡眠・食事も立派な「勉強時間」
勉強効率を支えるのは、健康です。適度な運動は集中力と記憶力を向上させます。睡眠不足では記憶の定着も落ちますし、ジャンクフード中心の生活は集中を妨げます。これらもすべて「合格に直結する要素」だと認識しましょう!



浪人生活のルーティン化が鍵!毎日を「勉強モード」にする方法
浪人生活では、生活リズムが崩れることが最大の敵になります。現役時代は学校という縛りがあったことで、ある程度自動的に時間割が組まれていました。しかし浪人生は時間をどう使うか、すべてが自分次第。だからこそ、「ルーティン化」が重要になります。
まず、起床時間と就寝時間を固定しましょう。「夜型のほうが集中できる」という人もいますが、それが結果につながっていないなら、朝型にシフトするべきです。午前中から頭が回るようにすれば、予備校の授業も、自習時間も最大限に活かせます。
また、「いつ、どの科目を勉強するか」を時間帯でルール化すると迷いがなくなります。たとえば「午前中は英語と国語、午後は数学と理科」など。時間ごとに科目を固定することで、気分に流されずに勉強を継続できます。
さらに「休憩のとり方」もルーティンに組み込むのがコツです。スマホをだらだら見てしまう時間を防ぐためにも、「1時間ごとに5分間のストレッチ」「昼食後は30分だけ仮眠」など、オンオフの切り替えルールを自分で設定しましょう。
浪人生活の中で「やる気が出るのを待つ」のは危険です。やる気ではなく、「習慣」で動けるようになった人が、1年後に合格を勝ち取ります。小さなルールでもいいので、自分の生活を「自動運転モード」にしてみましょう!
合格者がやっている!「模試の復習」の極意
浪人中は模試の数が多くなります。偏差値や志望校の判定に一喜一憂して終わる人もいますが、本当に力がつくのは「模試の復習」をしっかり行った人です。合格者ほど「模試の復習ノート」を作っている傾向があります。
復習は、まず「解けなかった問題」と向き合うところから始まります。重要なのは、「なぜ間違えたのか」を言語化することです。単純に「知識不足」「時間配分のミス」と片づけるのではなく、「この選択肢を選んだのはなぜか?」「設問のどこを読み落としたか?」を掘り下げましょう。
次に、「解説を読んでもピンとこない問題」は要注意です。それは、基礎が抜けているサイン。該当単元に戻って教科書や参考書を読み直すことで、知識の穴を本質から埋めることができます。浪人生は特に、「応用問題を解くこと」よりも「基礎の確認と修正」に多くの時間を割くべきです。
また、間違えた問題を「まとめノート」に貼り付けたり、ノートに自分の言葉で解説を再構成するのも効果的。次回以降の模試や本番で同じミスを防ぐには、ミスを“資産”に変える努力が必要です。
模試は試験ではなく、学習の一部です。成績が出た日ではなく、「復習した日」があなたの実力を伸ばす日。模試後にどう行動したかが、ライバルとの「見えない差」になっていきます!
まとめ:浪人生活は「自分との向き合い」がすべて
浪人という一年は、誰よりも長く、自分と向き合う時間が与えられます。焦らず、地に足のついた勉強を継続すれば、必ず結果はついてきます。今、あなたの手には現役時代にはなかった「戦略的に学ぶ自由」があります。正しい方法で、一歩ずつ、確実に進んでいきましょう!
また、東大寺子屋では浪人生も個別指導しています。現役東大生と一緒に1年間勉強を進めてみませんか?興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください!