はじめに
夏休みが終わり、いよいよ2学期がスタートします。学校生活の中心となるこの学期は、受験生にとっても、中学生や高校生にとっても「学習面・生活面の基盤を固める大事な時期」です。ここで何を意識し、どんな行動をとるかが、冬以降の成果に大きな差を生みます・・・!
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、「2学期にやるべきこと」を、勉強・生活・受験対策の3つの観点から整理し、すぐに実践できるアクションを解説していきます!
2学期にやるべきこと【勉強編】
夏休みの復習を徹底する
夏休みは「自分の弱点克服」に時間を割ける貴重な期間です。しかし、休み明けに学校の授業が再開すると、その成果を放置してしまう人が多いのも事実。
- 夏に解いた問題集をもう一度振り返る
- 間違えた問題だけをピックアップしてやり直す
- 模試や確認テストの見直しを徹底する
これらを2学期の最初の1〜2週間で実施しておくと、弱点が定着するのを防げます。
授業中心の学習サイクルを確立する
2学期は授業進度が速くなり、内容も高度になります。特に高校では入試に直結する範囲が本格化し、理解が遅れると一気に差が開いてしまいます。
実践ポイント
- 授業の前に教科書を5分でも良いので予習する
- 授業中は「ここが入試に出そうだ」と意識してメモを取る
- 授業後24時間以内に復習する
この3ステップを守るだけで、2学期の学習効率は大きく変わります!
模試の活用法を見直す
2学期は模試が多く実施される学期でもあります。単に受けるだけで終わらせず、次に繋げる復習が重要です。
- 模試後は「できなかった問題を3種類に分類」する
- 知識不足によるミス
- ケアレスミス
- 思考力不足によるもの
- 分類したら、具体的に「次はどう改善するか」をノートに記録
模試の点数を“結果”ではなく“教材”として使うことが、2学期の成長を加速させます!

2学期にやるべきこと【生活編】
生活リズムの安定化
夏休みの不規則な生活から一転して、2学期は規則正しいリズムを整えることが大切です。特に受験生は「朝型生活」にシフトする絶好の機会。
実践ポイント
- まずは毎日同じ時間に起床・就寝
- 就寝前はスマホを見ない
- 朝に10分でも勉強時間を確保
これだけで体調が安定し、集中力も高まります。
学校行事と勉強の両立
文化祭や体育祭といった学校行事が多いのも2学期の特徴です。楽しむことはもちろん大事ですが、勉強とのバランスが崩れやすい点に注意が必要です。
- 行事の準備は“やる時は全力”で取り組む
- 終わったらすぐに「通常の勉強ペース」に戻す
- 行事前後の1週間は「勉強の優先順位」をあらかじめ調整
これで“イベント疲れ”による学習遅れを防げます。
2学期にやるべきこと【受験対策編】
志望校の絞り込み
2学期は「志望校を現実的に決める」時期です。模試の成績や内申点を参考に、第一志望・併願校を具体化していきましょう。
ポイント
- 学力だけでなく、校風や立地も検討する
- 可能であればオープンキャンパスや説明会に参加する
- 学校の先生・塾の講師と相談して受験戦略を立てる
この作業を2学期中に終えておけば、3学期は「合格へ向けた勉強」に集中できます。
内申点アップを狙う
特に高校受験では、2学期の成績が内申点に大きく関わります。授業態度・提出物・定期テストのすべてを意識して取り組みましょう。
- 提出物は必ず期限内に
- 授業中に積極的に発言する
- 定期テストは「計画的な対策」を行う
小さな積み重ねが、合否を左右することも少なくありません。
過去問演習を始める
大学受験生にとって、2学期は「過去問演習スタートのタイミング」です。最初は点数に一喜一憂せず、傾向把握を目的に取り組みましょう。
- まずは志望校の過去問を3年分解く
- 間違えた問題は必ず解説を読み、自分の言葉でノートにまとめる
- 本番を意識し、制限時間を守って解く
演習を繰り返すことで「合格に必要な勉強」が明確になり、効率が格段に上がります。



2学期にやるべきこと【科目別の学習戦略】
英語|単語・文法を固めて長文読解へ
英語は「夏の基礎固め」を土台に、2学期からは一気に応用力を伸ばす必要があります。特に長文読解の比重が高まるため、基礎知識と演習のバランスを意識しましょう!
実践ポイント
- 単語の徹底暗記:毎日100語を確認し、1週間で定着度をチェック
- 文法の抜け漏れ補強:苦手な分野(仮定法・関係詞など)をまとめ直す
- 長文読解演習:週2回は制限時間内で問題演習を行い、精読と速読を切り替える練習をする
長文読解は「語彙×文法×慣れ」の総合力が問われます。2学期に演習を積んでおくことで、3学期以降は“過去問特化”に集中できる流れを作れます。
数学|苦手分野を残さない
数学は“苦手の放置”が命取りになる科目です。2学期の学習範囲は入試に直結する内容が多く、特に数Ⅱ・数Bはここで理解できるかが勝負の分かれ目になります。
実践ポイント
- 典型問題の徹底演習:解法を丸暗記ではなく「なぜその式を使うのか」を説明できるようにする
- 苦手分野をリストアップ:積分、ベクトル、確率などを自分で分類し、毎週1つずつ潰す
- 模試の数学復習ノートを作成:誤答を解き直して「次は絶対に間違えない」と思える状態にする
数学は「理解の遅れ=点数の停滞」につながります。2学期のうちに穴を潰しておけば、入試直前期に伸びる土台が作れます。
国語・理科・社会もバランスよく
- 国語:現代文は「要約練習」、古文・漢文は「文法の暗記+単語チェック」で基礎を固める
- 理科:計算系科目(物理・化学)は、基本問題を自力で解けるまで演習を繰り返す
- 社会:2学期中に教科書内容を1周読み切り、重要事項を暗記カードやアプリで整理
2学期は「すべての科目で穴を残さない」ことが大切です。特定科目の偏りを防ぎ、総合点アップを狙いましょう。
2学期にやるべきこと【メンタル・自己管理編】
受験へのプレッシャーをどう乗り越えるか
2学期は模試や学校行事が続き、成績や周囲との比較で不安を感じやすい時期です。メンタルを崩さず勉強を続けるには、自己管理が重要になります。
実践ポイント
- 小さな成功を積み重ねる:1日1ページ問題集を進める、1つの英単語帳を区切りまでやり切るなど「達成感」を作る
- 周囲と比較しすぎない:模試の判定や友達の点数に振り回されず、「昨日の自分と比べる」意識を持つ
- 気分転換を習慣化:散歩や軽い運動を取り入れて、勉強と休息のメリハリをつける
メンタルの安定は「勉強時間」以上に成果を左右します。2学期の心の持ち方が、受験本番での集中力に直結します。
自己管理の3本柱「時間・健康・モチベーション」
自己管理は「時間・健康・モチベーション」の3つに分けて考えると整理しやすいです。
- 時間管理:1日の学習スケジュールを作り、ToDoリストで進捗を可視化
- 健康管理:食事・睡眠を意識して、風邪や疲労でのダウンを防ぐ
- モチベーション管理:志望校のパンフレットや合格体験記を見て、自分のゴールを常に意識する
「頑張れる環境」を自分で作ることが、2学期の乗り切り方の核心です!
まとめ|2学期の行動が受験結果を左右する
2学期は「学習習慣を固め、志望校対策を本格化させる時期」です。
- 夏休みの復習を徹底
- 授業中心の学習サイクルを確立
- 模試・過去問を活用
- 生活リズムを安定化
- 志望校と受験戦略を明確化
これらを意識して行動できれば、冬以降の勉強効率が大きく変わります!
また、東大寺子屋では、生徒一人ひとりの状況に合わせた学習プランを提案し、2学期を「飛躍の学期」に変えるお手伝いをしています!
- 「授業についていけない」
- 「模試の点数が伸びない」
- 「志望校対策をどこから始めればいいか分からない」
そんな悩みを持っている方は、ぜひ一度ご相談ください。2学期の頑張りが、その後の進路を大きく左右します。私たちと一緒に、一歩先の準備を始めてみませんか?