はじめに
長い夏休みが終わり、いよいよ2学期や新学期が始まります。
しかし「なかなかやる気が出ない」「机に向かっても集中できない」と感じる学生は少なくありません。特に受験生にとっては、この時期のスランプが不安につながるものです。
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、夏休み明けにやる気が出ない原因と、実際に行動へつなげる改善法を詳しく解説します。さらに、学校生活や受験勉強を立て直すための具体的なアプローチを紹介します!
夏休み明けにやる気が出ない理由
生活リズムの乱れ
夏休み中は夜更かしや昼寝の習慣がつきやすく、生活リズムが崩れがちです。その結果、学校が始まっても「体がだるい」「朝から集中できない」といった状態に陥りやすくなります・・・!
- 夏休み後半に寝る時間がずれていた
- 夜型生活から急に朝型へ切り替えた
- 睡眠の質が下がっている
こうした要因は、やる気低下を引き起こしやすい典型的なパターンです。
燃え尽き感
夏休みに部活や勉強を全力で頑張った人ほど、休み明けに「力が入らない」「やり切ってしまった」と感じやすい傾向があります。特に受験生は「夏が勝負」と言われるため、その反動が9月に出やすいのです。
目標の不明確さ
夏休みは「模試」「宿題」といった短期的な目標がありましたが、新学期に入ると「次に何を目指すのか」が見えにくくなります。目標を見失った状態では、やる気の持続は難しくなります。
学校行事や新しい環境への不安
2学期は文化祭や体育祭などのイベントが多く、委員会活動やクラスでの新しい役割が増えることもあります。「忙しくて勉強が後回しになるのでは」といった不安が、モチベーションを下げる要因となります。

やる気を取り戻すためのステップ
生活リズムを整える
勉強のやる気は、体調が整っていなければ生まれません。まずは生活習慣の立て直しから始めましょう!
- 起床・就寝時間を一定にする
- 朝に軽い運動を取り入れる(散歩・ストレッチ)
- 寝る前はスマホを控え、リラックス時間をつくる
生活リズムが整えば、自然と集中力や意欲が戻ってきます。
小さな目標を設定する
「夏休みの勢いを続けなければ」と焦るとプレッシャーになります。まずは小さな達成感を積み重ねていくのが効果的です。
- 英単語を1日10個覚える
- 数学の問題を1日3問だけ解く
- 英語の長文を1ページだけ読む
達成感を得やすい行動から始めると、やる気のエンジンが再び回り始めます。
勉強環境を変える
自宅で集中できないときは、環境を変えてみましょう。
- 学校の図書室や自習室を利用する
- カフェで短時間だけ集中する
- 東大寺子屋の自習室のような「勉強に最適な空間」に身を置く
環境が変わることで、自然と勉強モードに入りやすくなります。
ご褒美を設定する
努力に対する「小さな楽しみ」を用意することで、勉強のハードルを下げられます。
- 1時間勉強したら好きな音楽を聴く
- 模試の復習を終えたらスイーツを食べる
- 1週間のノルマ達成で好きな動画を観る
「やればいいことがある」と思えることで、行動につながりやすくなります。
受験生が意識すべきポイント
夏休みですべてが決まるわけではない
「夏が勝負」とはよく言われますが、実際には秋以降に伸びる生徒が多数います。夏に築いた基礎を、2学期でどう発展させるかが合否を分けるのです!
模試の振り返りを活用する
夏に受けた模試は宝の山です。点数だけでなく「なぜ間違えたのか」を原因ごとに分析し、秋の学習計画に反映させましょう。改善点を放置せず対策すれば、短期間で成績は伸びていきます。
志望校を再確認する
やる気が出ない時期こそ、自分の目標を思い出すチャンスです。志望校のキャンパス写真や合格体験記を見て「自分がここに通う姿」をイメージすると、学習意欲を再び取り戻しやすくなります。



スランプを乗り越える工夫
仲間と一緒に取り組む
友達や塾の仲間と一緒に勉強すると、相互作用でやる気が引き出されます。問題を出し合ったり、模試の解き直しを共有したりするのも効果的です。
完璧を求めすぎない
「夏休みに計画通り進められなかった」と落ち込む必要はありません。計画の修正は誰にでも必要です。完璧を求めるよりも「今できること」を一つずつ積み重ねていきましょう。
プロに相談する
一人で抱え込むとスランプは長引きます。東大寺子屋では、学習計画の作成だけでなく、モチベーション管理や生活リズムのアドバイスまでサポートしています。専門家の力を借りることで、立て直しはスムーズに進みます!
周囲との比較に焦らないで、自分のペースを取り戻すことが大切
夏休み明けに「やる気が出ない」と感じているとき、多くの人がやってしまいがちな落とし穴があります。それは、周囲との比較です。たとえば、同じクラスの友達が夏休みの間に参考書を一冊仕上げていたり、模試の点数を大きく伸ばしていたりすると、「自分は何もできなかった」と落ち込みやすくなります。気づけば焦りばかりが募り、その焦りがさらにやる気を奪っていくという悪循環に陥るのです。
しかし、忘れてはいけないのは、勉強の進度や成果は人によって全く違うということです。夏休みに頑張った人は確かに一歩進んでいるかもしれませんが、その努力が実際の入試本番にどう結びつくかは誰にも分かりません。大事なのは「今からどう立て直すか」であって、過去の過ごし方に過度にこだわる必要はないのです。
やる気が出ないときほど、まずは「自分のペース」を取り戻すことを意識してください。そのためには、次のようなステップが有効です。
まず最初にやるべきなのは「小さな成功体験を積み重ねること」です。たとえば、10分だけ英単語を見直す、5問だけ数学の問題を解く、といったごく短時間の勉強でかまいません。その小さな行動が「今日は勉強できた」という感覚を生み、やる気を少しずつ回復させてくれるのです。
次に取り入れてほしいのは「生活リズムを整えること」です。夏休みは夜型生活になりがちですが、新学期に入ると朝から授業があるため、どうしても身体がついていかず眠気やだるさが残ります。この状態で「勉強しなきゃ」と自分を追い込んでも、集中力が続かず挫折するだけです。だからこそ、まずは早寝早起きを心がけ、睡眠時間をしっかり確保してください。心身が整えば自然とやる気も戻ってきます。
さらに、勉強のモチベーションを上げるために「仲間と一緒に進める工夫」もおすすめです。たとえば、友達と進捗を報告し合う、図書館や自習室で勉強時間を共有する、といった方法があります。「一人ではやる気が出ないけど、誰かと一緒なら頑張れる」という心理をうまく利用するのです。周囲の仲間はライバルであると同時に、自分を前に進めてくれる存在にもなります。
そして忘れてはいけないのが、「長期的な目標を思い出すこと」です。今勉強しているのは、テストで点数を取るためだけではなく、志望校に合格して未来を切り開くためです。やる気が出ないときは、あえて一度立ち止まって「なぜ自分は勉強しているのか」を振り返ってみましょう。具体的に志望校のパンフレットを見たり、オープンキャンパスの思い出を振り返ったりすると、自分の原点を再確認でき、モチベーションが蘇ることがあります。
夏休み明けに出遅れたように感じても、気持ちを切り替えて立て直すことは十分可能です。むしろ、やる気が出ない状況をうまく乗り越えた経験は、本番に向けて大きな強みになります。周囲の進度に惑わされず、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいきましょう!
まとめ|「やる気が出ない」を放置しないことが大切
夏休み明けにやる気が出ないのは、誰にでも起こり得る自然な現象です。大切なのは、その状態を放置せずに早めに対処することです。
- 生活リズムを整える
- 小さな目標から再スタートする
- 環境を工夫する
- 志望校や将来の目標を見直す
これらの工夫を取り入れることで、スランプを短期間で脱出できます!
「夏休み明けにやる気が出ない…」と悩む時期は、実は成長のチャンスでもあります。東大寺子屋では、一人ひとりの状況に合わせた学習プランや、やる気を取り戻す仕組みづくりを一緒に考えています!
不安を抱えたまま時間を過ごすよりも、早く行動を起こすことで2学期の学習は大きく変わります。私たちと一緒に、夏休み明けのスランプを乗り越えていきましょう!