夏期講習の募集開始!お早めのお申し込みを!

現役東大生が教える!おすすめの英語参考書ルート

大学受験において、英語は最も重要な科目のひとつです。英語の得点力が合否を大きく左右することは誰もが知っていますが、「何から始めて、どの参考書を使えばいいのか」と悩む受験生は非常に多いです。

英語の参考書ルートを考えるとき、まず意識すべきは「段階的に力を積み上げること」です。いきなり難しい問題集に飛びついても、単語や文法が曖昧なままでは理解できず、時間を無駄にしてしまいます。逆に、基礎を固めすぎて応用に移らないまま時間切れになってしまうのも避けたいところです。

そこで今回は現役東大生ライターの「けんけん」が、英語の参考書ルートを 単語・文法 → 読解 → 応用演習 → 過去問 という流れで整理し、それぞれの段階でおすすめの参考書や学習法を紹介していきます!


目次

単語・熟語の基礎固めがすべての出発点

単語学習は「一冊を完璧に」

英語力を伸ばすうえで、最初に取り組むべきは単語学習です。単語が分からなければ文法も読解も理解できず、模試の長文は「ただの暗号」に見えてしまいます。

おすすめの参考書は以下の通りです。

  • 『ターゲット1900』:大学受験定番。入試頻出単語を効率的にカバー。
  • 『システム英単語』:例文と一緒に覚えられる構成で、文脈で定着しやすい。
  • 『速読英単語 必修編』:長文形式で覚えられるため、単語と読解を同時に進めたい人向け。

大切なのは「複数の単語帳に手を出さず、一冊を繰り返すこと」です。5周以上反復することで、やっと実際の読解で使える知識になります。

熟語も忘れずに

単語と同じくらい大事なのが熟語です。英語の文章には熟語表現が多く含まれ、これを知らないと意味が大きくずれてしまうこともあります。

  • 『解体英熟語』
  • 『速読英熟語』

などを使い、日常的に反復していくことが効果的です。

受験対策 新高3生

文法・語法を固めて英文のルールを理解する

文法問題集の役割

単語をある程度覚えたら、次は文法に取り組みます。文法は「英文を正確に理解するためのルールブック」であり、文法が曖昧なまま長文に挑戦しても読解はできません。

おすすめの参考書は次の通りです。

  • 『Evergreen』:文法の網羅書。解説が分かりやすく、リファレンス用にも便利。
  • 『Vintage』:文法・語法問題集の定番。実戦形式で力を養える。
  • 『Next Stage』:解説がコンパクトで、スピーディに演習を進めたい人向け。

文法の学習法

文法は「理解」と「演習」をセットで進めることが大切です。まず参考書でルールを理解し、その後に問題集で確認。間違えた問題はすぐに解説を読み、根拠を確認する習慣をつけましょう。

文法は一見地味ですが、確実に得点源になります。ここを固めると英語の安定感が一気に増します!


読解力を育てる:短文から長文へ

精読と速読のバランス

単語・文法がある程度できたら、次のステップは読解力を育てることです。英語長文は受験の大半を占めるため、ここを攻略しなければ合格はありません。

最初は 精読(1文1文を正確に読み取る練習) から始め、慣れてきたら 速読(時間を意識して読む練習) に移行します。

読解におすすめの参考書

  • 『基礎英文解釈の技術100』:英文を正確に読むための基礎を身につけられる。
  • 『ポレポレ英文読解プロセス50』:難関大志望者向け。読解の本質を掴める。
  • 『やっておきたい英語長文シリーズ』:200~700まで段階的にレベルアップできる構成。

読解の勉強法

  • 音読を取り入れることで、理解が深まるだけでなくリスニング対策にもつながります。
  • 設問を解くだけでなく、本文を日本語に訳してみると理解度が格段に上がります。

応用・発展へ:自由英作文とリスニング

自由英作文の対策

難関大学では自由英作文の出題が増えています。ここで差をつけるためには、定型表現を覚え、実際に書いてみる練習が必要です。

おすすめは:

  • 『ドラゴンイングリッシュ基本英文100』:英作文に頻出の表現を凝縮。
  • 『英作文ハイパートレーニング』:添削を受けられない独学者にも有効。

リスニングの対策

共通テストや私大ではリスニングの配点が高まっています。長文読解と並行して取り組むのが効果的です。

  • 『基礎英語』やニュース英語音源をシャドーイング。
  • 『東大の英語リスニング』のような大学別教材も効果的。

過去問演習で仕上げる

最終段階は過去問演習です。参考書ルートで培った知識を本番形式で試し、弱点を補強していきます。

  • 共通テストは高3夏以降から着手。
  • 二次試験・私大過去問は秋以降に本格的に。

演習を通じて「時間配分」と「実戦力」を身につけ、合格点に直結する力を仕上げていきましょう。

英語学習を習慣化する仕組みづくりが合格を左右する

英語参考書ルートを進めるうえで、多くの受験生がつまずくのは「内容そのもの」ではなく「継続」や「計画の立て方」です。どれだけ良い参考書を持っていても、毎日少しずつ進められなければ力にはなりません。ここでは、英語を着実に伸ばすための学習習慣づくりと管理の方法を解説します!


毎日のルーティンを固定する

英語は積み上げ科目です。数学のように1日集中して一気に解けるようになるものではなく、コツコツ続けることでしか力はつきません。そのため「毎日必ず触れる」というルールを作ることが重要です。

例えば、

  • 朝起きてから英単語を30分
  • 学校の休み時間に文法問題を5問
  • 夜の勉強で長文を1題

このように時間と内容をセットで固定すると、学習が習慣化しやすくなります。特に単語やリスニングのような暗記要素は、毎日のルーティンに入れることで忘れにくくなります。


参考書の進捗を見える化する

勉強が続かない大きな原因は「進んでいる感覚がない」ことです。参考書を1ページ進めるたびにカレンダーに印をつけたり、スマホアプリで進捗を記録したりすると、モチベーションが下がりにくくなります。

特に英単語帳や文法問題集は「何周したか」が力に直結します。回数ごとに色を変えてチェックマークをつけると、「3周目に突入した!」と視覚的に確認でき、自信につながります!


インプットとアウトプットのバランスを取る

受験生の中には、英単語や文法ばかりに偏ってしまい、実際の問題演習が不足するケースが多く見られます。逆に、長文問題ばかり解いて「基礎が抜けたまま」進んでしまう人もいます。

理想は、

  • 平日:単語+文法+短めの読解
  • 休日:長文1題+復習+リスニング

といった形で、インプット(単語・文法)とアウトプット(読解・リスニング)の両輪を回すことです。勉強スケジュールの中にバランスよく配分すると、基礎力と実戦力を同時に伸ばすことができます。


短時間学習の積み重ねが力になる

英語学習では「1日5時間まとめてやる」よりも「毎日30分を必ず続ける」方が効果的です。特に暗記やリスニングは、短時間でも繰り返し触れることで定着が早まります。

例えば、

  • 通学時間は単語帳アプリ
  • 風呂上がりにリスニング音声を1トラック
  • 就寝前に英文解釈の復習

といったように、生活習慣に英語を組み込むと自然に勉強時間が増えていきます。


まとめ:参考書ルートは「積み上げ」と「反復」がカギ

英語の参考書ルートは、

  1. 単語・熟語
  2. 文法
  3. 読解
  4. 応用(英作文・リスニング)
  5. 過去問演習

という流れで進めるのが基本です!大切なのは、焦って飛び級をせず、基礎から順番に積み上げていくこと。そして、一冊を完璧にするまで反復することです。

どのルートを選んでも、「やり切る力」が最終的に合格につながります!

また「正しい参考書ルートを選ぶこと」と同じくらい、「勉強を続ける仕組みを持つこと」が受験英語では大切です。どんなに良い教材でも、積み上げがなければ結果にはつながりません。東大寺子屋では、生徒一人ひとりの学習習慣に合わせてスケジュールを調整し、無理なく続けられる学習法を提案しています。英語の学習習慣に悩む方は、ぜひご相談ください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

東大式・合格設計図

東大寺子屋で勉強計画の見直しをしよう!

講師は全員現役東大生!まずはお気軽にご相談下さい。

対象学年:小学生、中学生、高校生、既卒生
※自習室校舎は中学生以上となります。予めご了承下さい。


この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

目次