今すぐ動けるようになる5つの考え方と習慣
「やらなきゃとは思ってるんだけど…」
「明日こそちゃんと始めよう」
「今日は疲れてるから、まあいいか」
気づいたら時計の針は夜10時。スマホを眺めながら今日も終わってしまう…。そんな“後回し癖”に悩んでいる人、多いのではないでしょうか?
この記事では現役東大生ライターの「けんけん」が「勉強を後回しにしてしまう」原因を冷静に見つめ直し、どうすれば今すぐ動き出せるのか、具体的な考え方と習慣をご紹介します!
後回しにするのは「意志が弱いから」じゃない
勉強を先延ばしにする人の多くは、自分を「怠け者」や「意志が弱い」と責めがちです。でも実は、そうじゃないんです。
後回しにしてしまう理由は、心理的な「抵抗感」と「不安」です・・・!
たとえば、
- 難しそうでやる気が起きない
- どこから始めればいいかわからない
- やってもどうせ間に合わない気がする
といった不安やモヤモヤが、あなたの行動を止めているのです。
つまり、後回しにしてしまう原因は「性格」ではなく「状態」です。この“状態”さえ整えてあげれば、人は自然と動き出せるようになります。

始められないときに効く5つの習慣
小さく始める:「1問だけ」の魔法
「2時間勉強しよう」と思うと、重たく感じますよね。でも「1問だけやる」なら、ちょっと気が楽になりませんか?
脳には「作業興奮」という働きがあります。これは、「始めてしまえば、だんだんやる気が出てくる」という仕組みです。つまり、最初の一歩さえ踏み出せば、自然と集中できるようになるんです。
最初のハードルを思い切って低くすること。これが、後回し癖を断ち切る第一歩です!
環境を変える:スマホの誘惑を物理的に断つ
集中できない最大の敵、それは“スマホ”です。通知が来ればつい手が伸びて、気づけば30分…。そんな悪循環から抜け出すには、物理的にスマホを遠ざけましょう。
- タイマーを使って別室に置く
- アプリを一時的にロックする
- オフラインの場所に移動する(図書館、自習室など)
環境を工夫するだけで、自然と「やるしかない状態」が生まれます。意志の力に頼らない“仕組み化”がカギです。
見える化する:今日やることを3つに絞る
人は「やることが多すぎる」とき、逆に何も手につかなくなるものです。やる気が出ないときは、勉強タスクを「3つ」だけにしぼってみましょう。
たとえば、
- 英単語30個覚える
- 数学問題集の6問だけ解く
- 世界史の一問一答を20分見る
こうして目の前の「これだけならできそう」と思える行動に分解することで、「やれた実感」が積み上がり、モチベーションが維持しやすくなります!
自分の「未来の姿」を意識する
「今やらないとマズいのは分かってるのに、体が動かない…」という時、効果的なのが“ビジュアライゼーション(視覚化)”。
たとえば、次のようなイメージを頭に思い描いてみてください。
- 合格発表の日、喜びながらガッツポーズしている自分
- 入学式で新しい友達と楽しそうに話している自分
- 模試で点数が上がって、自信に満ちた表情の自分
「こんな未来を手に入れたい」と心から思えたら、不思議と今の自分が動き出します。人は“未来にワクワクできるとき”に、エネルギーを引き出せるのです。
勉強日記をつけて「やった自分」を記録する
毎日ちょっとした勉強メモを残しておくと、モチベーションの維持に役立ちます!
- 何をどれだけやったか
- 今日の感想や、うまくいったこと
- 明日やる予定
たとえ短時間でも記録することで、「ちゃんとやってる自分」が見えるようになります。それが自信につながり、さらに行動しやすくなるという好循環が生まれます。
後回しを繰り返すと、どんなリスクがあるの?
「ちょっとくらい遅れても大丈夫でしょ」
その気持ち、わかります。でも“ちょっとずつ”が積み重なると、確実に後悔する日が来ます!
- 実力テスト前にあわてて詰め込み、結果が出ない
- 模試の点数が下がって自信を失う
- 志望校の過去問に入るタイミングが遅れ、対策が間に合わない
最悪の場合、「やればできたはずなのに…」という思いを抱えたまま受験を終えることにも。
未来の自分を守るのは、今日の一歩しかありません。
「勉強=完璧でなければいけない」という思い込みを手放す
「ノートをきれいにまとめないと」
「全部理解してからじゃないと進められない」
「ちゃんとやる時間が取れないと意味がない」
こんなふうに、“勉強はしっかりやらなきゃダメ”という思い込みがあると、逆に一歩目が踏み出せなくなってしまいます。完璧主義が邪魔して、机に向かうことすら億劫になってしまうんです!
でも、本当に成績が伸びる人は、案外「雑でもとにかくやる」スタンスの人だったりします。
大事なのは、「質」よりもまず「量」、そして「継続」です。
- 理解できなくても、とりあえず1周やってみる
- きれいじゃなくても、問題を解くことを優先する
- 時間がないなら、5分だけでもやる
「完璧じゃなくても前に進む」という柔軟な考え方が、後回し癖から抜け出す鍵になります。
自分に優しく、「まずは動こう」と思えるようになれば、勉強はもっと身近なものになるはずです。



後回しにしやすい「特定の時間帯・状況」を見つけておく
人は誰しも、サボりやすい“クセ”のようなものを持っています。それは「特定の時間帯」だったり、「ある行動の直後」だったりします。
たとえば、
- 学校から帰ってすぐの時間帯にスマホを触ってしまい、気づけば夜になっている
- お風呂の後に気が緩んで、ダラダラとSNSを見続けてしまう
- 寝る前の1時間、ついYouTubeを開いてしまう
こういった“後回しゾーン”を自分で把握しておくことが大切です。
後回しにしてしまいやすいタイミングを把握したら、そこに「やること」を先に決めておくのが効果的です。
- 家に帰ったら、まずは5分で英単語アプリを開く
- お風呂の後は、数学1問だけ解く
- 寝る前に、今日の復習を3分だけ振り返る
このように、「誘惑を感じる前に、やることをセットしておく」ことで、意思の力に頼らずに習慣化できます。
自分の“サボりゾーン”を攻略できれば、勉強に取り組むハードルはぐっと下がりますよ!
おわりに:行動を変えれば、気持ちは後からついてくる
「やる気が出たら勉強しよう」と思っているうちは、なかなか動き出せません。でも実は、行動こそがやる気を生み出すスイッチなんです。
まずは、たった5分だけ机に向かうことから。英単語1つ覚えることから。
そうした小さな行動が、あなたを“変われる人”にしてくれます!
もしあなたが、「勉強を後回しにしてしまって悩んでいる」「やる気はあるのに続かない」と感じているなら、東大寺子屋で一緒に学習リズムを整えてみませんか?
一人ひとりに合わせた学習計画と、習慣化のサポートを通じて、勉強が「当たり前」になる仕組みを整えます。まずはお気軽にご相談ください。
あなたの「変わりたい」に、私たちは本気で応えます!