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つい口出ししてしまう親心。でも、それが逆効果になることも…:現役東大生が教える子供の勉強との付き合い方

「なんでまたテスト悪かったの?」
「ちゃんとやってるの?ほんとに?」
「このままだと志望校ムリでしょ?」

ーーこれは、よくある“親からの声かけ”の例です。子どもを思っての言葉。でも、本人はと言えば……

「わかってるってば……」
「いちいち言われるとやる気なくす……」

そんなすれ違い、あなたの家庭にもありませんか?

この記事では、現役東大生ライターの「けんけん」が、自身の家庭や塾講師としての経験も踏まえながら、「成績に口出しする親の言葉」が子どもに与える影響と、その“効果的な伝え方”を実践的に解説します!

子どものやる気を奪うのではなく、引き出すために。今日からできる関わり方を一緒に考えていきましょう。

目次

不安と責任感が“口うるささ”に変わる

子どもの成績に対して口を出してしまう背景には、親としての強い責任感があります。
「将来困ってほしくない」「今が大事な時期だから」——その気持ちは本物です!

でもその“想い”が、“怒り”や“焦り”として伝わってしまうと、
子どもには「責められている」「信じてもらえていない」と感じさせてしまいます。

特に成績が下がった時、口調が変わりやすい

・「前より悪くなったじゃない」
・「あんなに塾に通わせてるのに」
・「○○さんの子はもっと頑張ってるらしいよ」

こうした言葉は、親が冷静さを失った“瞬間的な感情”であることが多いもの。
しかし、子どもはそれを「失望された」「否定された」と受け止めてしまうのです。


成績への口出しが子どもに与える3つの影響

①「どうせ自分はできない」と思い込んでしまう

繰り返し成績のことで注意されると、子どもはこう考えがちです。

「また怒られるぐらいなら、見せたくない」
「頑張っても認めてもらえないし、どうでもいいや」

結果として、“諦めること”で心を守ろうとするようになります。
本来の能力があっても、親の関わり方次第でそれを封じてしまうことがあるんです!

②「やらされている感」が強くなり、自主性を失う

「勉強しなさい!」
「いい加減スマホやめなさい!」

これらの言葉を繰り返すほど、子どもの中で「勉強=親に言われてやるもの」になってしまいます。

本来は、「わかるようになるって面白い」「点数が上がって嬉しい」というモチベーションが理想です。
ところが、親の過干渉により「外からの圧」にすり替わってしまうと、本質的なやる気が育ちにくくなるのです。

③「本音を話さなくなる」家庭の危機

口出しが多くなると、子どもは「言っても無駄」「怒られるだけ」と感じるようになり、
本音を隠し始めます。

・学校でどんなことがあったのか
・何に悩んでいるのか
・本当は勉強したいのか、したくないのか

そういった“受験期にこそ必要な情報”が、家庭からどんどん消えてしまうのです・・・!

だらだら

成績に口出ししたくなった時、どうすればいい?

「責める」より「聴く」スタンスを持つ

テストの結果を見た時、まず心がけたいのは、“問い詰め”ではなく“対話”です!

❌「なんでこんなに悪いの?」
✅「今回はどうだった?自分でどう思った?」

❌「やっぱりスマホのせいでしょ」
✅「前と比べて、何が違ったと思う?」

子どもが「話せる」「自分で気づける」環境を作ることが、次の行動に直結します。

②結果より「プロセス」に注目する

たとえば80点のテストを取った時。

「あと20点足りなかったね」よりも、
「ここは前回より伸びたね!」「この単元、よく頑張ってたよね」と、過程を認める声かけが効果的です。

子どもは、「努力を見てくれている」と感じた時、もっと頑張ろうという気持ちになります。

“親の不安”を一方的にぶつけない

「このままだと高校行けないよ!」
「どうするの、ほんとに!」

こういった言葉は、親自身の不安を解消したいだけの反応になっていませんか?

本当に伝えるべきなのは、「あなたを信じている」「一緒に考えよう」
という安心感と信頼のメッセージです。


実録:東大生が見た「親の関わり方」の影響

ここで、実際に東大に合格した生徒たちが話す「親の言葉に救われたエピソード」を紹介します。

◆ 数学で学年最下位になった中3男子(東大理系合格)

中3で定期テストの数学が“赤点”。母に見せると、「やっぱり……」とひと言だけ。
でもその夜、夕食後に「もう一回、1問ずつ一緒に解いてみよう」と言われて、一緒に復習してくれました。
怒られなかったことで、「まだ信じてもらってる」と思えて、そこから必死にやるようになりました。

◆ 模試で志望校E判定を取った高2女子(東大文系合格)

「どうせ無理だって思ってるでしょ」と母に泣いて言ったら、
「あなたがやるって決めたなら、私は最後まで応援するよ」と返されて。
あの言葉が、今でもずっと心に残ってます。

子どもが不安でいっぱいのとき、親が“落ち着いていること”こそ最大の支えになるのです。


今こそ親がやるべき「3つの行動」

1. 勉強に口を出す前に、「生活リズム」を整えるサポートを

睡眠・食事・スマホの管理。これは、まだ親が手助けできる部分です。

やる気や集中力は、「脳と体の状態」に直結します。
まずは環境づくりに力を入れることで、自然と勉強にも身が入るようになります。

2. 子どもが前向きになる「応援の言葉」をストックする

言葉がけは、ちょっとした練習で大きく変えられます。

・「頑張ってるの、ちゃんと見てるよ」
・「今回の〇〇、前よりできてたね」
・「あと少し、応援してる」

否定よりも肯定、評価よりも応援。
毎日一言でいいので、ポジティブな言葉を届けてみてください。

3. 一人で抱え込まず、第三者の視点を取り入れる

「どう接したらいいか分からない」「怒ってばかりで反省してる」
そんなときは、塾や家庭教師、学校の先生など、“親でも先生でもない大人”の手を借りるのも大切です。

家庭内でこじれてしまう前に、冷静な目とアドバイスが入るだけで、関係性がスムーズになるケースも多くあります。

親の「成績への口出し」が子どもに与える影響とは?

子どもの成績が下がったとき、つい「どうしてこんな点数なの?」「もっとちゃんとやりなさい!」と口にしてしまう親御さんは少なくありません。子どもの将来を思っての言葉であっても、それがプレッシャーや不信感につながってしまうこともあるため、慎重な対応が求められます。

実は「成績に対する口出し」が多い家庭ほど、子どもが学習に対して消極的になる傾向があるという研究もあります。子どもにとって成績は自分の努力の成果であり、同時に「自分自身の評価」とも受け止めがちです。そこに親から否定的なコメントが重なると、自信を失い「どうせやっても怒られる」と感じてしまいがちです。

また、「親に怒られないための勉強」は短期的には成績を上げるかもしれませんが、内発的なモチベーションを育てることは難しくなります。「勉強=怒られるかどうかの問題」になってしまい、長期的に見ると学ぶことそのものへの興味が薄れていきます。

大切なのは、「なぜこの成績だったのか」を子ども自身に考えさせ、その上で「次にどうすれば良いか」を一緒に整理することです。たとえば、「この問題難しかったね、どう思った?」と聞き、子どもの声に耳を傾けることで、親子の信頼関係が深まり、改善への意欲も高まります!

もちろん、まったく口を出さないのがいいというわけではありません。子どもの性格や状況に応じて、適切なタイミングと声かけを意識することが肝心です。評価よりも「過程」に目を向け、「よく頑張ったね」「分からないところ、一緒に見てみよう」といった前向きな言葉が、子どもにとって大きな支えになるのです。


まとめ:「親の口出し」は、“信頼と応援”に変えられる

子どもの成績に一喜一憂するのは、親として当然です。
でも、その感情をぶつけるだけでは、子どもにとっては「プレッシャー」や「否定」になってしまうことがあります。

本当に子どもの力を伸ばしたいなら、

  • 「聞く」「認める」「寄り添う」の三拍子を意識する
  • 結果よりも努力・プロセスを見てあげる
  • 不安ではなく“信頼”を伝える言葉を選ぶ

この3つが何より大切です!

もし今、
「子どもにどう声をかけていいか分からない」
「言えば言うほど関係が悪くなる気がする」

そんな悩みを感じているなら、ぜひ一度、東大寺子屋をご利用ください。

東大生講師が、学習面だけでなく、親子のコミュニケーションの在り方も含めて、総合的にアドバイスします。

あなたの「伝えたい想い」が、きちんと届くように。
一緒に、子どもを支える“本当の関わり方”を見つけていきましょう!

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対象学年:小学生、中学生、高校生、既卒生
※自習室校舎は中学生以上となります。予めご了承下さい。


この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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