高校受験に内申点はどれだけ大事?現役東大生が教える知らないと損する内申点の全て

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はじめに

高校受験と聞くと、ついつい模試や当日の学力試験のことばかりに目が行きがちですが、実は「内申点」も合否を大きく左右する重要な要素です。

特に公立高校では、内申点が一定の基準を満たさなければ、どれだけ当日点が良くても合格できないケースもあります。私立高校でも推薦入試や併願優遇制度などに内申点が関係することが多く、軽視するわけにはいきません。

そこで、この記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、「内申点とは何か?」という基礎から、どうすれば効率的に内申点を上げられるのか、さらには受験に向けた対策の仕方までを徹底的に解説していきます!

内申点の正しい知識と上手な立ち回り方を知って、受験において大きなアドバンテージを手に入れましょう!


内申点とは?基礎からしっかり理解しよう

まず「内申点」とは、学校の成績や生活態度などをもとに先生がつける評価のことを指します。

中学校では、通知表に記載されている5段階(または9段階)評価が基準になり、3年生の成績を特に重視されることが一般的です!

公立高校での扱い

都道府県によって多少の違いはありますが、多くの公立高校では「内申点:学力試験=○:○」のように配点が決められています。例えば東京都では一般的に内申点300点+学力試験700点の計1000点満点で評価されるため、全体の3割が内申点で決まるのです。

つまり、どれだけ学力試験で高得点を取っても、内申点が極端に低ければ、合格ラインに届かない可能性もあるということです・・・!

私立高校での扱い

私立高校では一般受験よりも、推薦入試や併願優遇制度で内申点が重要視されます。

例えば「内申点が○○点以上あれば、合格を保証(または優遇)します」という条件が提示されることもあります。これは学校によって大きく異なるため、志望校の情報を早めに確認しておく必要があります!

内申点が高くなるとどんなメリットがある?

高校受験において、内申点は単なる「数字」ではありません!実は、内申点が高いだけで得られるメリットは非常に多く、受験の戦略にも大きな影響を与えます。ここでは、その具体的なメリットを詳しく紹介します。

推薦入試のチャンスが広がる

内申点が高いと、まず大きなメリットとして「推薦入試のチャンスが増える」ことが挙げられます。推薦入試は、内申点や面接、作文などで評価されるため、内申点の高さが合否を大きく左右します。

特に私立高校では、内申点の基準を満たしていないと推薦そのものが受けられません。逆に、基準をしっかりクリアしていれば、学力試験が免除されたり、軽い試験で済んだりするケースもあり、合格しやすくなるのです。

併願優遇制度が利用できる

多くの私立高校では、「併願優遇制度」といって、特定の内申点を満たしていれば、当日試験の点数が少し低くても合格を保証する制度を設けています。この制度は受験生にとって非常に心強い存在であり、第一志望の公立校に全力で挑戦できる精神的な余裕にもつながります!

例えば「5科20以上」「9科35以上」などの条件を満たせば、当日点が多少不安でも滑り止めとして確実に合格できる可能性が高くなるため、併願校選びの幅も広がります。

学校生活そのものが充実する

内申点を上げるには、普段の授業態度や提出物、生活態度など、学校生活の基本を丁寧に行う必要があります。これは結果的に、日々の生活習慣を整え、自分自身の生活管理力を向上させることにもつながります。

さらに、先生や友達との関係も良好になりやすく、学級活動や行事でも積極的に関われるようになります。こうした充実感はモチベーションを保つ大きな要素となり、結果的に勉強にも良い影響を与えるのです。

私は推薦入試の予定はなかったのですが、高い評点が欲しいというモチベーションや、親に通知表を確認されるため怒られないようしないと・・・ということで内申点を意識していました。その結果、提出物の遅れが少なくなり自律的な生活が送れるようになったり、定期テストに真剣に向き合うことになったことが基礎的な内容の確認となり受験にも役立ったと思っています!

自信がつき、モチベーションも上がる

通知表で高評価を得ることは、受験生にとって大きな自信になります。内申点は一朝一夕で上がるものではなく、コツコツと積み上げた努力の証です。その評価が目に見える形で出ることで、「やればできる」という実感が得られ、さらなる学習意欲につながっていくでしょう・・・!

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内申点を上げるための具体的な方法

では、どうすれば内申点を上げることができるのでしょうか?以下に、実際に効果のある方法を具体的に紹介します。

授業態度を改善する

先生からの評価において、授業態度は非常に重要です。発言回数やノートの取り方、真剣に授業に取り組んでいるかといった姿勢は、日々の観察から評価されています・・・!

・しっかり相づちやリアクションをする
・わからないことを質問する勇気を持つ
・寝ない、関係ないことをしない

これらを意識するだけでも、「この子は真面目に頑張っている」という印象を持ってもらいやすくなります。

提出物は必ず期限内に!

提出物の出し忘れや遅れは、直接内申点に響きます。どれだけテストの点が良くても、提出物が出ていないと「評価は3どまり」になることもあるのです。逆に言えば、提出物を期限内にしっかり出すだけでも、最低限の評価は確保できます。

・毎日の授業で出されるプリントや宿題
・ワーク類やレポート課題
・学期末の大きな提出物

これらを管理するために、タスク管理アプリやToDoリストを活用するのもおすすめです。

定期テストに全力を尽くす

やはり一番大きいのは定期テストの得点です。テスト範囲が明確に示される分、事前の準備で結果が大きく変わります。

・テスト3週間前から計画的に勉強を始める
・ワークや過去問を何度も繰り返す
・苦手科目ほど早めに手をつける

勉強の習慣をしっかり身につけ、短期集中ではなく継続的に取り組むことがカギです。

定期テストの対策は他の記事を参考にしても良いかもしれません!


実は見落としがち?内申点に影響するその他のポイント

実は、学力だけでなく次のような要素も内申点に影響しています。

掃除・係活動・学校行事への参加

教室掃除をさぼる、係活動を手抜きするなどは、評価にマイナスの影響を与える可能性があります。逆に、リーダーシップを発揮したり、前向きに取り組んだりする姿勢は、プラスに働くこともありますよ!

志望理由書・面接の内容

推薦入試などでは、志望理由書や面接も評価対象となります。ここでは「学習への意欲」や「学校に対する理解」が問われるため、普段から自分の将来を意識し、情報収集するクセをつけましょう。

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受験直前に内申点が足りないと気づいたら?

受験が目前に迫っている時期に、「志望校の内申基準に届いていない…」と気づいたら、不安や焦りが一気に押し寄せてくるのは当然です。

しかし、そこで諦めてしまってはもったいない!ここでは、内申点が足りないと感じたときに取るべき行動と、まだできる対策を紹介します。

まずは「正確な基準」を確認しよう

「内申点が足りないかも」と思ったとき、まず最初にやるべきことは志望校の内申基準を正確に把握することです。ネット上の情報や過去の例だけで判断せず、学校の進路指導の先生や塾の講師と相談して、最新の基準や状況を確認しましょう。

内申点の基準には「目安」と「絶対条件」の2種類があることもあります。たとえば「9科35以上が望ましい」などと書かれていても、当日点が高ければ合格する可能性がある学校もあるので、柔軟に対応することが大切です!

当日点で逆転可能な学校を検討する

仮に内申点が明らかに基準を下回っていても、学力試験重視の高校当日点で逆転可能な学校も多く存在します。私立高校や公立高校の中には、「内申点は参考程度」「当日の試験重視」という方針の学校もあります。

そのため、まだ間に合う範囲で志望校の見直しや、併願校の変更も視野に入れましょう。「滑り止め」と思っていた学校が実は逆転合格のチャンスになることもあります!

最後のテストや態度を全力で

内申点は基本的に中3の2学期末までの成績で決まることが多いですが、一部の地域や学校では直前の評価が加味されることもあります。

たとえば、冬休み明けの課題提出や授業態度、小テスト、提出物などが最終的な内申点にわずかながら影響を与える可能性もあります。

そのため、どんなにギリギリのタイミングでも、「もうダメだ」と投げ出さずに、できる限りの努力をして先生に好印象を与えることが大切です。特に生活態度や提出物の期限遵守はすぐに実行できる行動なので、積極的に改善しましょう。

学校以外での努力を見せる

内申点が不足している場合、塾の模試結果や努力の姿勢を活用できるケースもあります。推薦入試では、志願理由書や面接、小論文などで自分の意欲や努力をアピールすることが可能です。

たとえ内申点が足りなくても、「なぜこの学校を志望するのか」「どれだけ努力しているか」を言語化して伝えることができれば、プラスの評価を得られる可能性もあります。直前期こそ、自分をどう見せるかが重要です。


まとめ:内申点は努力次第で変えられる、最大の“貯金”

高校受験において、内申点は「努力で積み上げられる成績」とも言えます。普段の授業態度、提出物、定期テスト——どれも日常生活の中でコツコツ積み上げられるものばかりです。

・日頃の生活を丁寧に送る
・自分のペースで目標を持つ
・今の行動が未来の結果を作る

内申点を上げる努力は、決してムダにはなりません!それは志望校合格のチャンスを増やすだけでなく、自己管理力や責任感という将来に必要な力にもつながっていきます。

「まだ間に合うかな?」と思った中学生も、今日からの行動次第で状況は大きく変わります。受験に向けて、自分の今を見直すことから始めましょう!

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この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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