はじめに:夏休みは「自由」と「自己管理」の勝負
高校生にとって、夏休みはとても貴重な40日間。学校の授業がなくなり、自分のペースで時間を使えるようになる一方で、「何となく過ごしてしまった」「気づいたら終わっていた」という声も少なくありません・・・!
中学生の頃とは違い、高校生になると夏休みの意味は大きく変わってきます。特に大学受験を意識する人にとっては、成績を一段階上げる大チャンスです!また、部活・趣味・進路研究など、自分の興味関心に向き合う期間でもあります。
そこでこの記事では、現役東大生ライターの「けんけん」が「勉強も遊びも全力で!」という方に向けて、夏休みを充実させるためのポイントを紹介していきます!
夏休みの“勉強時間”をどう確保するか
学校がない=勉強できるとは限らない
時間がたくさんあるはずなのに、「家にいると集中できない」「ダラダラして1日が終わった」という経験、ありませんか? 実は、夏休みは“時間があるからこそ勉強が進まない”という落とし穴があるんです・・・!
勉強を続けるコツは、「習慣」と「場所」です。
- 朝起きたら10分で机に向かう
- 午前中は自習室や図書館を活用
- 夜はスマホを別室に置いて学習
こうしたルールを自分で決めることで、勉強のリズムが整ってきます。夏休みは「誰にも強制されない時間」だからこそ、自分で自分をコントロールできる人が伸びるんです。
「やることリスト」より「週間スケジュール」で管理しよう
夏休みの課題や受験勉強は、ただ「何をやるか」だけでは続きません。おすすめなのは、1週間単位で計画を立てる方法です。
たとえば:
- 月:英語長文2本、単語50語、数学問題集4P
- 火:古文読解、理科復習、英単語
- …といった具合に、曜日ごとにテーマを決める
そして日曜の夜に、「先週の振り返り」と「次週の計画」を立てる時間を10分とるだけでも、学習の精度は大きく変わります。
また、毎日すべての科目をやろうとすると挫折しやすいので、“この日は英語集中DAY”など、メリハリをつけるのも効果的です!

遊びも大事!でも“時間泥棒”に要注意
もちろん、夏休みはリフレッシュの時間も大切。部活の合宿、旅行、友達との時間など、今しかできない経験は全力で楽しんでOKです。
ただし注意したいのが、スマホ・動画・SNSの使い方!気がつけば数時間経っていた…というのはよくある話。
遊ぶ時間は思いっきり遊ぶ。そのかわり、「この時間はスマホを封印」と決める区切りを作ることが大事です。特に勉強する場所にスマホを持ち込まない工夫(タイマーアプリ・親に預けるなど)をすると、集中力が保ちやすくなります。
模試と実力テストを“活かす”夏にする
高校生にとって、夏休み前後には大きな模試があります。これを「ただ受けて終わり」にしてしまうのはもったいない!
模試を受けたら:
- 間違えた問題をノートにまとめる
- 苦手な単元を見直す
- どの分野が“伸びしろ”かを把握する
というふうに、「分析」→「対策」のサイクルを意識しましょう。
また、模試の判定(A〜E)はあくまで“現時点”のもの。大事なのは、そこからどう立て直すかです。特にE判定でも夏に勉強を本格化させた人が、秋〜冬にかけて一気に偏差値を上げた例は数多くあります。
夏休み明けに“自分を好きでいられるか”がカギ
夏休みは長いようで、あっという間です。
- 生活リズムが崩れて後悔…
- 勉強を後回しにしてしまった…
- なんとなく過ごして記憶が薄い…
という状態にならないためには、「夏明けの自分が誇れる過ごし方か?」という視点で今を過ごすことが大切です!
すべてを完璧にこなす必要はありません。でも、「今日の1ページ」「30分だけの集中」など、小さな積み重ねが、確実にあなたを変えていきます。
学校の宿題は“早めに終わらせる”が正解
「まだ夏休み序盤だし、宿題は後回しでいいか…」と油断していると、8月下旬に泣きを見るのが“あるある”です。
特に高校の宿題は、中学時代よりも分量が多く、内容も難易度が上がっているため、最後の数日で一気に終わらせるのはかなり厳しいです。
おすすめは、夏休みが始まってすぐの数日で、宿題の全体量を確認し、「1週間あたりどのくらいやるべきか」を逆算すること。たとえば英文法や数学の問題集はページ数を決めて、毎日コツコツ進めるのがコツです。
さらに、“午前中のゴールデンタイム”に宿題を集中して取り組むのもおすすめ。午前中にある程度進められれば、午後から遊びや自習、部活など他のことに気持ちよく取りかかれます。
「宿題を早めに終わらせて、後半は自由な勉強に使う」という戦略がとれると、周囲よりも一歩リードできますよ!



進路について“なんとなく考える時間”を持とう
高1・高2の人にとっては、「受験はまだ先」と感じるかもしれませんが、夏休みは“将来について軽く考えてみる”のに最適なタイミングです。
とはいえ、いきなり「将来の夢を決めなきゃ」と思う必要はありません。まずは次のような軽めの問いを自分に投げかけてみましょう。
- 自分が好きな教科・得意なことって何だろう?
- 将来の働き方、興味があるのはどんな分野?
- 行ってみたい大学や地域はどこ?
それをもとに、大学のホームページを見たり、オープンキャンパスの動画をチェックしたりするのも◎です。
また、身近な大人や先輩に話を聞くのも、とても有益です。漠然としていた将来の輪郭が、少しずつ見えてくることがあります。
進路について“真剣に考える”というより、「ゆるく興味を持つ時間」を持っておくだけでも、進路選択のときに焦らず動ける人になります!
まとめ:夏休みは、未来の自分を作る“原石”の期間
高校生の夏休みは、勉強・進路・人間関係・自分自身との対話、すべてが詰まった大切な時間です。
最初の1週間をどう使うかで、その後の40日間は変わります。計画を立てて、時には修正しながら、後悔のない夏を過ごしてみてください。
またもし、「夏休み、どう勉強すればいいか分からない…」という不安があれば、東大寺子屋のオンライン自習室や個別学習サポートを活用してみてください!プロ講師によるアドバイスや、自習習慣づくりのサポートも充実。あなたの“この夏の努力”を、しっかり形に変えていくお手伝いをします。まずはお気軽にお問い合わせください!