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大学受験の基礎知識を徹底解説!現役東大生が教えるこれだけは押さえておくべきポイント

高校生にとって最大の節目ともいえる大学受験。しかし、中学生までの定期テストや高校受験と比べると、大学受験は制度や仕組みが複雑で、何から理解すればいいのか分からない人も多いでしょう。

そこでここでは現役東大生ライターの「けんけん」が、初めて大学受験を意識する人向けに、最低限知っておきたい基礎知識を整理して解説します!

目次

大学受験の主な方式

大学受験には大きく分けて次の3つの方式があります。

  • 一般選抜(一般入試)
     学力試験を中心に合否を決める方式で、最も受験者が多いです。国公立大学は共通テストと個別試験の二段構え、私立大学は独自の入試問題を課すのが一般的です。
  • 総合型選抜(旧AO入試)
     学力試験だけでなく、小論文・面接・活動実績などをもとに評価される方式です。学力以外の個性や適性が重視されるため、早めの準備が必要です。
  • 学校推薦型選抜
     高校からの推薦を受けて出願する入試で、指定校推薦と公募推薦があります。内申点や人物評価が重要視されるため、普段の成績や生活態度が結果を大きく左右します。

国公立大学と私立大学の違い

大学受験を考える際には、国公立と私立の違いも理解しておきましょう!

  • 国公立大学
     共通テストの受験が必須。前期・後期などの個別試験も行われ、幅広い科目の勉強が必要です。学費は私立に比べて安いですが、合格までのハードルは高めです。
  • 私立大学
     多くは大学独自の入試問題を実施し、科目数が国公立より少ない場合があります。その分、得意科目を伸ばして勝負できるのが特徴です。学費は国公立より高い傾向にありますが、受験日程や方式が多様なので、併願しやすい点がメリットです。

大学受験の流れ

大学受験の大まかな流れは次の通りです!

  • 高1〜高2
     基礎学力を固める時期。英語や数学など主要科目の理解を深め、評定平均を意識しておくと後の推薦型選抜にも有利になります。
  • 高3の春〜夏
     本格的な受験勉強のスタート。模試を活用して自分の弱点を把握し、夏休みには1日10時間以上の勉強を目指す人も多いです。
  • 高3の秋
     過去問演習を始める時期。志望校の出題傾向に合わせた対策を行い、共通テスト対策と並行して進めていきます。
  • 高3の冬〜入試本番
     共通テストを皮切りに、本格的な入試シーズンが到来します。一般選抜は2月〜3月がピークとなり、国公立志望者は前期・後期日程まで挑戦が続きます。

共通テストの仕組みと対策の基本

大学受験を考えるうえで避けて通れないのが、大学入学共通テストです。2021年度から導入されたこの試験は、従来のセンター試験を刷新したもので、受験生の「思考力・判断力・表現力」をより重視する内容になっています。国公立大学を志望する場合はほぼ必須で、私立大学でも利用できるケースが多いため、その仕組みを理解しておくことが欠かせません。

共通テストは基本的に1月中旬の2日間で実施されます。試験科目は大きく「国語・数学・英語・理科・地歴公民」に分かれ、国公立大を志望する場合は5教科7科目を課されるケースが一般的です。一方で私立大学では、英語・国語・選択科目といった形で利用することが多く、志望校によって必要科目が異なります。

特徴的なのは、マークシート式でありながら記述的な思考を問う問題が増えている点です。単なる知識暗記ではなく、資料を読み取って分析する力や、複数の情報を組み合わせて結論を導く力が求められます。たとえば数学では図表を活用した文章題、国語では複数テキストを比較して答える問題が出題され、従来よりも読解力と応用力が重視されています。

対策の基本は「時間配分を意識した演習」と「基礎の徹底」です。共通テストは問題量が多く、時間内に解き切るスピードが必要です。そのため、過去問や予想問題を使って時間を計測しながら練習することが欠かせません。また、複雑な思考力を問われるとはいえ、基礎的な知識が前提であることに変わりはありません。計算力や語彙力など、基本的な学力を確実に固めることが最も重要です。

さらに共通テストは配点の比重が高く、特に国公立大学では合否を大きく左右します。そのため、高2の終盤から本格的に対策を始める受験生が多いですが、理想的には高1から基礎を意識して学習しておくことが望ましいです。英単語や計算力のように時間をかけて伸ばす必要がある部分は、早めに習慣化しておきましょう。

共通テストの得点は大学ごとに異なる配点で換算されます。例えば同じ700点でも、ある大学では合格圏に入るが、別の大学では不足するということも珍しくありません。そのため、志望校の入試要項を確認し、どの科目を重点的に伸ばすべきか戦略を立てる必要があります。

共通テストは一見ハードルが高く思えますが、正しく理解し計画的に準備をすれば、十分に対応可能です。大学受験の第一関門として、その仕組みを早めに把握しておくことが、合格への大きな一歩になります。


大学受験に必要な準備

大学受験はただ勉強すればいいというものではありません。必要な準備は以下の通りです!

  • 情報収集:志望校の入試方式や日程を早めに確認しておく。
  • 学習計画:基礎から応用、過去問演習まで段階的に取り組む。
  • 生活習慣:規則正しい生活を心がけ、体調管理も受験対策の一部。
  • メンタルケア:ストレスや不安を抱え込みすぎないよう、休養やリフレッシュの時間も意識する。

高校1年生から始めたい大学受験準備

多くの受験生が本格的に受験勉強を始めるのは高校3年生からですが、実は高校1年生からの準備が合否を分ける大きなポイントになります。特に国公立大学や難関私立大学を目指す場合、基礎学力の差が積み重なって後から大きく表れるため、早い段階での取り組みが将来の余裕を生みます!

まず最も大切なのは「学校の授業を軽視しないこと」です。高校の授業は大学入試に直結しています。定期テスト対策を通じて教科書内容をしっかり理解していれば、自然と基礎が固まります。一方、授業を流してしまうと後から膨大な復習が必要になり、受験直前に大きな負担となります。特に英語と数学は積み重ねが重要な科目ですので、高1の段階で理解を怠ると後で取り返すのが非常に難しくなります。

次に意識すべきは「学習習慣の確立」です。高1の段階から毎日2時間程度、自主学習の時間を取る習慣をつけましょう。最初は短時間でも構いませんが、「毎日机に向かうこと」を習慣化することが大切です。部活動や学校行事で忙しい時期でも、勉強ゼロの日を作らないようにするのが理想です。

また、高校1年生のうちに「得意科目と苦手科目を把握」しておくと、今後の受験戦略に役立ちます。例えば数学が得意なら理系進学を視野に入れやすく、英語が苦手なら早めに補強することで後の選択肢を広げられます。模試の結果を活用し、自分の強みと弱みを客観的に確認することをおすすめします。

さらに、高1から「大学や学部の情報収集」を始めるとモチベーション維持に効果的です。オープンキャンパスや大学説明会に参加し、キャンパスの雰囲気や学部の学びを知ることで、「この大学に行きたい」という具体的な目標が生まれます。目標が明確になると、日々の勉強にも意味を見いだせるようになります。

最後に、高校1年生の準備で特に意識したいのは「非認知能力の育成」です。計画性・自己管理力・集中力といった力は受験勉強を乗り越えるうえで不可欠です。スマホの時間管理やスケジュール作成など、小さな行動の積み重ねが大きな差を生みます。

高校1年生から意識的に準備を始めることで、大学受験の土台は大きく強化されます。受験は一朝一夕では結果が出ないからこそ、早い段階から一歩ずつ積み重ねることが何より重要です!


まとめ

大学受験は制度が複雑で、準備に時間がかかります。しかし、基礎知識をしっかり押さえておけば、早い段階から適切な戦略を立てられます。自分に合った入試方式を見極め、日々の学習習慣を大切にすることが合格への近道です!

また東大寺子屋では、大学受験に必要な基礎から丁寧にサポートし、一人ひとりに合った学習計画を提案しています!受験に不安を感じている人も、まずは基礎知識を理解し、正しい方向へ一歩を踏み出しましょう!

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対象学年:小学生、中学生、高校生、既卒生
※自習室校舎は中学生以上となります。予めご了承下さい。


この記事を書いた人

学年:東京大学3年
学科:工学部
得意科目:数学・物理
座右の銘:初心忘るべからず
【受験を目指す皆さまへ一言】
勉強に不安を持つ方たちの役に立てるような記事を書けるようがんばります!

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