高校生にとって、「文系で学ぶなら経済か商学か」と迷う瞬間は少なくありません。
どちらも“お金”や“ビジネス”に関わる学部という印象がありますが、中身は意外と違います。
「数字に強い人向きなのは?」
「起業したい人はどっち?」
「就職に強いのは?」
「自分の性格に合うのは?」
そんな悩みを一気に解決すべく、この記事では現役東大生ライターの「けんけん」が【学びの違い】【向いているタイプ】【将来の進路】などを多角的に比較します!
経済学部とは:「社会の仕組み」を理論で解き明かす学問
◆ 何を学ぶ?
経済学部では、個人・企業・政府などの意思決定と、それが社会に与える影響を理論的・数理的に分析します。
テーマはとても幅広く、「社会問題」「環境」「国際協力」「雇用」なども経済学で扱われます。
◆ 学問の柱
- ミクロ経済学:個人・企業の行動、需要と供給、価格形成など
- マクロ経済学:景気、失業、物価、金融・財政政策など
- 計量経済学:統計データから経済現象を予測・検証する手法
- 国際経済学・財政学・労働経済学などの応用領域
これらを通じて、社会で起きている現象を、数字で読み解き、再現し、予測する力を養います。
◆ 数学力はどの程度必要?
国立大学の経済学部では、理系並の数学(関数・微分・行列など)が要求されることがあります。
私立でも、統計学やデータ分析の基礎は多くの大学で必修になっています。
◆ 経済学部に向いている人の特徴
- 社会全体のしくみや国の経済に関心がある
- 数理的なロジックで考えるのが得意 or 得意になりたい
- データ分析やモデル構築に興味がある
- 将来、公務員・研究職・経済アナリスト・政策関係に進みたい人
商学部とは:「ビジネスの実践」に直結する経営・マーケティングの学問
◆ 何を学ぶ?
商学部では、企業経営やマーケティング、会計など、“実際のビジネスの動き”に密着した学問を学びます。
経済学が“仕組みを理論で捉える”学問なのに対し、商学は“現場でどう活かすか”を考える学問です。
◆ 学問の柱
- 経営学:組織運営・人事・戦略・イノベーション
- マーケティング:消費者行動・広告・商品企画・ブランド戦略
- 会計学・簿記:企業のお金の流れを管理し、健全経営を支える
- ファイナンス:投資・証券・企業価値などの数理的分析
多くの大学で、実際の企業や市場と連携したフィールドワークやプロジェクト型学習も行われています。
◆ 数学力は必要?
経済学部ほどハイレベルな数学は扱いませんが、簿記・統計・ファイナンスなどで数字に触れる場面は多いです。
特にマーケティングのデータ分析や投資のリスク計算には、統計の知識が求められます。
◆ 商学部に向いている人の特徴
- 実際のビジネスや会社経営に興味がある
- プレゼンや企画を考えるのが好き
- 将来、企業で働きたい・起業したいと考えている
- 簿記やファイナンスに興味がある or 資格取得を目指したい人

経済学部 vs 商学部:就職先とキャリアの違い
どちらも文系学部として就職には強いフィールドですが、進路には違いが出てきます。
◆ 経済学部の主な進路
- 金融業界(銀行・証券・保険など)
- 公務員(国家・地方)
- コンサル・シンクタンク
- メーカー・商社の経営企画部門
- 研究者や大学院進学(特に国立大)
経済学部は、「社会を大きな視点で捉える」訓練があるため、政策分析・市場予測・数値評価に関する職種に強い傾向があります。
また、公務員志望者も非常に多く、国家公務員総合職(経済系)などでは学んだ内容が直結します。
◆ 商学部の主な進路
- 一般企業(営業・広報・企画など)
- 広告・マーケティング業界
- 会計・税理士事務所(簿記資格が活きる)
- 流通・小売業のマネジメント職
- 起業・スタートアップ参画
商学部は、「実務につながる知識」が豊富なので、企業の採用担当者からも評価が高いです。
特に、インターンやプレゼン経験が豊富な学生は、面接や実務での即戦力になりやすいのが強みです。
どちらの学部にも「向かない人」がいる?
自分の得意・不得意、性格に合っていない学部に進むと、大学生活そのものが辛くなることもあります。
◆ 経済学部に向かない人の例
- 数学が極端に苦手で、避けたい人
- 座学中心の授業に飽きやすいタイプ
- 「理論より実践」がモットーな人
経済学部は「データで物事を分析する学問」です。感覚や経験ではなく、論理的思考と持続的な思考体力が求められます。
◆ 商学部に向かない人の例
- プレゼンやグループワークが嫌い
- 実務的な話題に興味がない(企業活動・販売戦略など)
- 抽象的・理論的な学問が好きすぎる人
商学部では、プレゼン・模擬起業・マーケティング調査など、人と関わる活動やアウトプットの場面が多くなります。
“机上の理論”より、“現場の実践”が好きかどうかがカギになります。
資格取得で差が出る? 経済・商それぞれの強み
◆ 経済学部で役立つ資格
- 統計検定・データサイエンス検定
- 公務員試験
- 経済学検定(ERE)
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
理論に強くなるので、政策立案・金融知識・市場分析系の資格と相性が良いです。
◆ 商学部で役立つ資格
- 日商簿記(2級以上)
- 税理士・会計士(専門課程要)
- 中小企業診断士
- マーケティング検定・ビジネス実務系
企業内でのキャリアを想定すると、資格が“実力証明”になる場面が多いです。特に簿記は大きな武器になります・・・!



どうしても迷ったときの判断軸5つ
進路選びで「経済か商学か、本当に決めきれない…」というあなたへ。
以下の5つの質問で、自分にどちらが合うかを判断してみてください!
✔️ Q1:社会の構造に興味がある? → 経済学部
「なぜ景気が悪くなるのか?」「物価が上がる理由は?」といった根本的な社会の仕組みに関心があるなら経済学部。
✔️ Q2:会社や商品、売れる仕組みに興味がある? → 商学部
「どうすれば商品が売れるのか?」「人気のブランドはどう作られるか?」など、ビジネスの最前線に興味があるなら商学部。
✔️ Q3:数学に抵抗はない? → 経済学部OK
数学が苦手でなければ、計量経済や統計モデルに強くなれる経済学部は魅力的。
一方、計算より現場志向なら商学部が向いています。
✔️ Q4:起業や実務に強くなりたい? → 商学部
「将来、ビジネスをしたい」「自分の店を持ちたい」という夢がある人は、商学部の方が実践に直結するカリキュラムになっています。
✔️ Q5:将来の方向性がまだ曖昧? → 経済学部でも商学部でもOK
文系の中ではどちらも就職先の幅が広いため、「まだ決めきれてないけど社会のことを学びたい」という人にも対応できる選択肢です。
まとめ:経済と商学、違うけどどちらも“社会を動かす学問”
経済学部と商学部の違いは一言でいえば、
「理論中心」か「実務中心」か。
どちらが上ということはなく、あなたの性格・関心・将来像に合った方を選ぶことが成功への近道です。
- 経済=社会や政策に関心、理論で分析したい人向き
- 商学=ビジネスや現場に関心、すぐに活かしたい人向き
「偏差値」や「有名大学」だけではなく、「自分に合った学問」「自分が楽しめる4年間」を選んでください!
もし今あなたが、
「経済と商学、どちらが自分に合うか分からない」
「まだ将来の方向性がぼんやりしている」
「偏差値や評判だけで選びたくない」
と悩んでいるなら、東大寺子屋で一度相談してみませんか?
あなたの性格・得意科目・将来の夢から逆算して、ぴったりな進路と受験戦略を一緒に見つけていきましょう。
迷いながら進むより、「納得して挑める」受験を、私たちは全力で応援します!